またしても黒澤明映画です。
引き続きめっちゃネタバレしてます。
ゴーリキーの原作を元に映画化されたそうです。
三船敏郎が出ていますが特に主役というわけではなく、様々なキャラクターが出てくる群像劇とのこと。
貧乏人たちが集まって暮らしている長屋を舞台としたストーリーで、宿の主人がナント、先先代の中村鴈治郎さん。
三代にわたって鴈治郎さんを見るとは、、(^^)
黒澤映画鑑賞歴代ベストに入るくらいセリフが聴き取りづらい。
ついに日本語なのに字幕機能を使ってまいました。。
・藤原鎌足が「五臓六腑」を「ゴローロップ」というのが使いたくなる。
・香川京子が長澤まさみみたいで可愛い。
・長屋のみんなで唄い踊るシーンが、和のリズム、グルーヴ感で軽くトランス状態。
こういう乱痴気騒ぎがセッションに発展するのは、なんだか新鮮。
・三船を食うほどの山田五十鈴の毒婦っぷり。
・しかし個人的には、最後おかよがイラついた。
まあ捨吉も悪いんだけど。。最後の表情切ない。
・せっかく手に入れた金も飲みに使っちゃう。
焼け石に水くらい桁外れの貧乏なのか。
そして、このお方でしょう。
ドラえもんぽい口調のお遍路さん役。和みます。
どうもマネしたくなるわ。。
優しく長屋のみんなを諭していく聖人のような方。
一家に、一卜全。と言いたいくらいかわゆす。
きっと、天使なんだわ!と言ってましたが、
なんとも言い難い姿の消し方をします。
良い人だったのか、悪い人だったのか。
みんなに希望や前向きなチカラを与えてくれるんだけど、
選んだその先は死、投獄、島送りだったりする。
勇気を出したら良かったのか。
それとも、見ないフリしてそこに居続けるのか?
話としては閉塞感のあるアンハッピーなストーリーなのに(原作はそんな感じらしい)
なんでか江戸の町人的な開放的な明るさを感じて重たくならないのは、ナゼ⁉️
最後の終わり方も潔すぎて、
えっ⁉️
と旦那と声が揃ってしまった。笑。
私はよく分からなかったけど、
なんかモヤモヤは残らなくて疑問もなくて、
そんなもんなんだな。みたいな感想です。
「どん底」ってタイトルですでにうたわれちゃってるからかな。
考えてみると、状況すべてに悲しいとか、やるせないとか、感情の紐付けをして自分は見がちなんだけど、必ずしもそうしなくてもいいのでは。とこの映画を見て感じました。
そういう癖があったことをこの映画を見て気づきました。笑。
新宿に「どん底」て店があるらしい。
昔飲み歩いた時に入ってたかなあ?
行ってみたい。


