今日は韓医学から離れて

サプリメントの話題です。

 

以前、漢方薬でのダイエットについて記載しましたが

正直なところ、結果が良好な場合と

なかなか体重コントロールが難しい場合があります。

 

決して安価なものではありませんし

遠く離れた海外からのサポートが簡単ではありません。

 

何か、併用して飲用することで

より効果を上げることができないか考えていました。

 

以前から気になっていた「HMB」。

 

アスリートの間でも話題になり

効果的に筋肉をつけられると言われています。

 

HMBとは何かというと

必須アミノ酸の一つである

ロイシンの代謝産物で

筋肉の損傷を予防したり

筋肉の合成に必須な素材として注目されています。

 

ですが、課題広告されている印象もあり

飲むだけでバッキバキの体になったと

ビフォーアフターの写真を掲載して

筋肉美を自慢していたり

ダイエットに成功したというブログや広告を見かけます。

 

ということで、果たして実際にどうなのか?

飲んで検証することにしました。

 

随時、結果報告をしてまいります。

今日は朝から

故郷北海道の地震のため

家族、知人友人の安否確認でバタバタしていました。

 

北海道全土で停電。

地域によっては断水。

 

災害対策がどこの国よりもスピーディで

しっかりしている日本ですが

 

電気や水道などのインフラがストップすると

本当に何もできなくなってしまうため

 

非常時の連絡や物資の確保などに対する

認識を高めていかなければならないと

あらためて感じさせられます。

 

どうか、被害が拡大せずに

余震が起きないことを祈るばかりです。

 

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さて、

 

前回は、少陰人にとっての最高の補薬が

高麗人参であることを記載しました。

 

今日からは少陰人に合う

一般的な食べ物を具体的に上げていきます。

 

韓国に来てから

夏に常食するようになった果物が

천도복숭아(チョンド・ポクスンア)と呼ばる桃で

日本で言うところのネクタリンでしょうか?

桃は熱性の食べ物に分類され

寒性(冷えやすい)の少陰人には

適した食べ物なのです。

 

渇きを潤し、肺機能を強化するため

咳や痰を鎮め、腎臓から老廃物の排出を促し

浮腫を治めます。

 

また、肝機能を強化し、解毒作用を促進し

血液をきれいにします。

 

夏場には、ヨーグルトに桃とレモン汁、

蜂蜜を適量入れて混ぜて食べたり、

 

桃300グラムを焼酎1800CCに浸し

1ヶ月ほど熟成させた後に濾過すると

「桃薬酒」となります。

 

さらに、桃の種は「桃仁(とうにん)」と呼ばれる

漢方薬剤の一種として知られています。

 

(これはネクタリン)

 

これは、消化機能や便秘、月経不順を改善し

血液をきれいにする作用があると言われています。

 

ですが

注意点として

アレルギーを起こすことがあり、

食べすぎると腹部膨満を起こし

尿が出にくくなることもあるとされています。

 

もう、桃の季節も終わりますね。

 

とにかく、今年は災害が多く心肺ですが

最新の注意と準備をして過ごしましょう!

 

本日もご一読いただきまして

ありがとうございました^^

 

今日から9月がスタート。

 

本来は個人の定休日である土曜日ですが

今日は、同僚が夏休みのため出勤となり

ブログを書く時間ができましたニヤニヤ

 

日本からのお客様の予約がキャンセルになり

国内のお客様も少ないので...

通訳の私が出勤する意味はあまりないのですが

ブログ書きも仕事の一環ということで...^^:)

 

しかも

 

当ビルの管理会社が

週末が休みになるため

各テナントも休みのところが多く

ビルが管理しているエアコンがストップ!

 

そのため週末は

自前のエアコンを始動させなければなりません滝汗

 

表看板も目立たないので

こうしてオンラインで宣伝することに

ほぼ100%頼っているのですね...。

(ビラまきは違法らしい...)

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さて、愚痴はこれくらいにして

 

少陰人にとっての最高の補薬が高麗人参であると

昨日、記載いたしました。

 

これは、どこの韓医院に行っても

そう言われるはずです。

 

そのくらい

 

「少陰人には高麗人参」

 

というのが定説なのですね。

 

四象医学の提唱者であるイ・ジェマ先生と共に

韓医学の発展に大きく貢献されたホジュン先生監修の

 

「東医宝艦」によると

 

「高麗人参は、神経を安定させ、原(元)気を補い

津液を増やして喉の渇きを解消する」とのこと。

 

少陰人の体質は、生命活動に必須である原気と呼ばれる

基本エネルギーが先天的に不足し、

体が冷えやすく、疲れやすく、無気力になりやすく

体内に侵入する毒素に対する抵抗力が弱いとされています。

それを補う作用があるということですね。

 

ですが

 

注意点がいくつかあります。

 

少陰人だからといって

すべてが全く同様の体質ではなく

「熱性」の体質である場合もあるのです。

 

例えば、体質は少陰人だけれども

アトピー性皮膚炎がある場合もあります。

その場合は、高麗人参が体を温めることで

アトピーの炎症症状を悪化させることもあると

言われています

 

或いは、高麗人参を飲むと

口が渇いたり

目が充血したり

頭が重く、心臓がドキドキする

などの症状がある場合は

高麗人参が会わないこともあり

 

さらに

食べ合わせの問題で

黒豆や栗、ビールとも相性が合わないと

言われています。

 

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個人の経験として

 

20代前半にいいかげんな食生活をしたせいか

消化器系にダメージを受け

脂っこいものを食べると

消化できずに嘔吐してしまうことがありました。

 

知人の勧めで高麗人参エキスを飲み始め

6ヶ月ほどで改善したのでした。

 

実際には、もっと早くから改善していたかもしれませんが

飲むのをやめると元に戻るのではないかという

不安があって6ヶ月飲み続けたのですね。

 

転職して環境が変わったて

生活サイクルも変化し(規則正しくなった)

自然に飲まなくなりましたけど

脂っこいものも

平気で食べられるようになったのでした。

 

次回、引き続き少陰人に合う食べ物を

具体的に紹介します。

 

ご一読いただきまして

ありがとうございました^^

 

昨日に続きます。

 

昨日は、少陰人の体質を記載しましたが

では、どんな食べ物が体質に合うのか?

ということになります。

 

そこで、

少陰人に合う食べ物、合わない食べ物を紹介します。

もちろん、個人差もあると思いますし

 

今年のような酷暑に見舞われた場合には

体に熱を持つこともありますので

あくまでも、基本概念として参考にしてください。

 

  合う食べ物 合わない食べ物
穀物類 もち米、粟、 あずき、麦、ぞば、小麦粉
野菜/果物 蕨、蓬、キャベツ、大根、人参、じゃが芋、玉葱、韮、大蒜、ほうれん草、生姜、唐辛子、トマト、林檎、レモン、桃、みかん 苺、マクワウリ、きゅうり、バナナ、白菜、サツマイモ
魚介類 どじょう、明太、さば、タラ、イシモチ、鮎、白魚、太刀魚、ハタハタ、サワラ 牡蠣、蟹、イカ、鰻、アジ、ヒラメ、昆布、スッポン、シジミ、鮑、イワシ、ムール貝
肉類 鶏肉、羊肉、(その他鳥系の肉がありますが一般的に食するものではないので割愛) 豚肉、ウサギ肉(?)、鴨肉
韓薬剤など 山羊乳、蜂蜜、ローヤルゼリー、ココア、双和茶、焼酎、酢、高麗人参、鹿茸、黄耆、白朮、大棗、甘草、桂皮、陳皮、艾葉、淫羊藿、海狗腎、杜仲、肉従蓉、桃仁、益母草、当帰 ビール、パン、牛乳、チョコレート、チーズ、ケール、クロレラ

特筆すべきは
少陰人に最も適合する補薬は
高麗人参であると言われていることです。


体が冷えやすく、
基本的なパワーが不足するため
そのエネルギー(気)を補うのに
最も効果的だと言われています。


後ほど他の体質で出てきますが
高麗人参は体質によっては 合わない場合もありますので
注意が必要です。

それにしても
パンや乳製品、豚肉、蕎麦が合わないのは
ちょっと痛いですね(←常食してます...)
少しずつ食生活を見直すことの大切さを
身にしみて感じますね。


次回からは 具体的な飲食方法をご紹介いたします!
ご一読いただきまして
ありがとうございます^^

酷暑が去った後は雨が続き雨

昨日は雷を伴う大量の雨が降りましたが

 

今日は曇り空ですが

今のところ雨は降らず

比較的過ごしやすい気温となっています。

 

さて、今日から

 

「少陰人に合う食べ物&合わない食べ物」

 

に関して

数回に分けて記載していきます。

 

シン・ジェヨン先生の著書

「体質 飲食宮合」の内容を主に紹介します。

 

今日の内容は著書の第4章なのですが

あえて少陰人から書く理由は…

 

私が少陰人だからです(*^▽^*)

 

まぁ、自分でも実感できる部分と

そうかなぁ~???と

疑問に思う部分もあるのですけどね。

 

この体質の分類は四象医学という理論が

ベースになっているのですが

 

少陰人太陰人少陽人太陰人

4つの体質に分類されます

 

「え?色んな病気や体格、性格があるのに

たった4つに全人類が分類されるのか??」と

疑問に思う方も少なくないはずです。

 

正直言いますと

「血液型占いじゃあるまいし...」と

私自身、思ったわけです^^;)

 

しかし、血液型占いもまんざらではありませんし

ある幼稚園の幼児を血液型別に分けて実験をすると

血液型別に全く違う反応をするという放送を見た記憶があります。

 

つまり、

 

これがすべてではありませんが、

 

この基本体質をベースとして考えることは

体質を全く無視して

栄養を供給したり

薬を処方するよりも

むしろ効果的であるともいえるのではないか?

 

ということなんですね。

 

前置きが長くなりましたが

今日の本題です。

 

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第4章の第1節は

 

「少陰人は下痢に注意しなければならない体質」である

ということです。

 

これは、なるほど!

その通り!と思います(個人的に)

 

少陰人は消化器系統が弱い体質です。

 

そのため、食べ過ぎると消化不良を起こし

下痢をしやすいといえます。

 

これは、正に私の症状であり

ほぼ、太ることがありません(羨ましい?(笑))

 

ですが、ちょっと意外だったのは次の一節です。

 

「少陰人は汗が出ることが良くない」

 

え? 汗は体内の毒素を排出するのでは?

という疑問が湧きましたが

 

「少陰人は、胃腸の津液(しんえき≒体内の水分全般)が

枯渇しやすい」とのことらしいのです。

 

なるほど。

 

つまり、吸収の力が弱いため

汗が出すぎると脱水になる可能性が高い体質である

ということなのでしょうね。

 

さらに

 

「大便は硬いほうがよく、軟便ではいけない」

 

というではないですか!

 

「数日間、お通じがなくても、体調が悪いと思わずに

熱が出たり、重苦しかったり苦痛を感じなければ

さほど気にする必要はない」

 

というのです!

 

これも当てはまってる気がします^^

 

さらに

 

「いつも体が冷たく、特に体内冷えやすい少陰人が、

体を冷やす薬や飲食物を摂取すると消化に悪く

軟便になったり、下痢を起こすことがある」

 

とのこと。

 

単純には、

温かいもの(体を温めるもの)を食べつつも

ダラダラと汗をかかないように

気をつけるべし

ということですよね。

 

では、

次回は、具体的な飲食物を紹介します。

 

今日もご一読いただきまして

ありがとうございました^^

数日間、やや遅い夏休みをいただき

結果としてブログもお休みしてました...。

 

いつも

読書しようと本を購入するものの

完読しないまま本棚が狭くなり

捨てるに捨てられない本が多々...。

 

「自炊」と言って、電子化することを試みるも

これも三日坊主なのでした。

 

数ページずつでも読書を継続すれば

数日で読み終わるのですけどね。

 

何となく読んで終わってしまうよりも

内容をまとめたいと思っていたこともあり

 

せっかくブログを書く習慣をつけ始めたため

本の内容をまとめつつ書くことにしました。

 

「四象医学」について基本となる内容を

4回ほどにわけて記載しましたが、

 

最近読み始めた本の内容を中心として

四象医学の食養生について

ググってみたいと思います。

 

書籍は「체질 음식궁합」というタイトルで

直訳すると「体質 飲食宮合」となります。

 

漢字でイメージするとわかるかと思いますが

簡単に言えば

「体質に合う飲食」

という意味になります。

 

特にこの「宮合」という言葉は

男女の相性という意味にも用いられ

より深い意味を持っている印象を受けます。

 

書店で四象医学の本を探すと

この書籍の著者である

신재용(シン・ジェヨン)先生の本がたくさんあります。

 

オーソドックスな四象医学を学ぶには

適しているかと考えて取り上げることにしました。

 

では、次回から具体的な内容を記載いたします。

大邱市に住む友人が
納豆を購入したら
パッケージに納豆レシピが
書いてあったとのこと。



別に珍しい話ではない
レシピくらい納豆でもあるでしょ...

ん...?
これは...???



「ナットウジュース!!!???ゲロー

しかもバナナとのブレンドポーンバナナバナナバナナ

まさかと思いつつも
実例を探したら...



あるじゃない!サーフィン
しかもミルクブレンド!?叫び

勇気のある方...

試してみてください...

ソウルは
牛乳も納豆も高いのです。

ムダにはできませんwww

ご一読いただきまして
ありがとうございました^^


韓国の定番のお茶といえば

高麗人参茶を思い起こしますが

 

韓国で常飲されることはほぼ無い

ということを以前記載しました。

 

他にも韓国内で広く知られている

お茶がいくつかあります。

 

その一つが「双和茶(サンファチャ)」

と呼ばれるお茶です。

 

これは「双和湯(サンファタン)」ひらめき電球

という韓薬と同じ成分で構成され

 

韓薬ほどは濃くなく

 

体質に関わらず

疲労回復に飲まれるお茶なのですお茶

 

この双和茶(湯)。

 

実は

 

四物湯(しもつとう)という漢方と

黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)

ブレンドした成分構成になっていますキラキラ

 

四物湯

地黄、川芎、芍薬、当帰

黄耆建中湯

芍薬、大棗、黄耆、甘草、桂皮、生姜

で構成されていますOK

 

芍薬はどちらにも用いられるので

9つの成分から構成されています。

 

この双和茶

 

陰陽の気のバランスを調整すると言われ

特に、陰気を補う働きがあるとのことです上差し

 

そもそも

 

四物湯は

産後の疲労や、月経不順、冷え、食欲不振

黄耆建中湯は

病後の体力回復時の補薬として

知られていますOK

 

日本では葛根湯や小青龍湯など

風邪の症状によって

ドラッグストア薬などで

気軽に購入できる漢方薬がありますね。

 

イメージとしてはそれに近いですが

風邪薬として分類されてはいません照れ

「双和茶の色は濃いブラックコーヒーのよう...」

 

陰気、血を補うため

風邪症状というよりは

仕事が忙しくかったり

勉強などで夜更かししたりなど

 

疲労による体力低下を

補う場合に効果的だと言われていますニコニコ

 

味は...

人それぞれの好みがありますので...

 

言及はさけておきます^^;)

 

お土産に購入する際は

漢方薬好きの方に限定した方が

無難かもしれませんね。。。ウインク

 

今日もご一読いただきまして

ありがとうございました^^

当たり前のことですが

 

国家資格というのは

名前のごとく

国が認定した資格であるため

一歩、海外に出ると

ただの紙切れ同然になってしまいます。

 

鍼灸師というのも

日本でこそ国が認めたライセンスですが

韓国では全く役に立たないのです。

 

しかも

 

韓国には韓医師と鍼灸師という

資格制度があったのですが

 

数年前から鍼灸師という資格は

国が認めなくなったため

 

韓国の鍼灸師の資格を持っていても

韓国では鍼灸の営業活動を行うことが

できないのです。

(厳密には奉仕もNG)

 

韓国に移住する何年も前から

このような事情を知っていたため

編入で韓医大学に入学して

韓医師を目指すことを考えましたが

現実的なハードルが高いと判断。

 

あれこれ考えた結果

以前から興味があって

日本でも通信大学に通うことを

何度も考えてはあきらめかけた

心理の道を志すことにした2年前。


(大学の正門)

 

さらに

 

あれこれ調べた結果

心理治療も良いのだけれど

あまりにも、この国の社会制度を知らなすぎ。

 

色々な相談を受けるにしても

知識や言語の限界を感じたのでした。

 

そこで

 

社会福祉学科のカリキュラムも

心理学に深い関連があることを知り

2年前に慶熙サイバー大学の門をたたいたのでした。

 


(韓国は有名大学にはほぼ通信大学が併設されてます)

3年からの編入学で入学。

 

思えば、韓国語のレベルもまだまだなのに

大学の講座を聴講するのはかなり無理があり

授業はなんとか聴けるものの

 

レポート提出や本を読むなどは

想像以上に時間がかかり......

単位を何度落としかけたか。。。

 

それでも無事に単位を取得し

この2年間で卒業までの単位をすべて取得!

 

ただ、この2年間中に実習を受けることができず

卒業を延期して来春の実習を目指すことに。



(慶煕大学敷地内にある韓医院!西洋病院と見分けがつかないですね)


(新設中の癌専門病棟)

 

想像以上に

実習施設を探して

受け入れてもらうのが大変で...

これは、外国人だからということのみではなく

受け入れ施設が少なかったり

 

「国家資格」であるにも関わらず

大学と社会福祉協会で実習教育に対する

見解が微妙にずれていて

 

まだまだ、未整備なところが多いため

学生も混乱するだろうなと...

(私も混乱した一人ですが...笑)

 

ともあれ、

 

先週の土曜日に実習のためのOTがあり

数か月ぶりに大学へ。

 

実習を受けた先輩(実際は同期だけど...)の

体験を聞きましたが

やはり、大変なのは実習そのものより

実習施設の選定のよう。。。

 

まぁ、次回が最後の機会ですけど

組織の混乱に翻弄されない強いメンタルと

綿密な準備が必要ですね。

 

いくつになっても

向上心を失わず

 

好きな韓国語は

「되든 말든 보디쳐 보자!」

(成ろうが成るまいがぶつかってみよう!)(笑)




目の前の道が
どこに続くかわからずとも
一歩一歩進んでいけば
道が途切れることはなく

仮に行き止まりだったとしたら
戻って違う道を探すのみ

進むことも
戻ることも
恐れる必要はなく

むしろ
立ち止まることが
後退を意味する

...かもしれません(笑)

ご一読いただきまして
ありがとうございます^^

昨晩は、久しぶりに涼しい風が入ってきて

扇風機をつけずに寝ることができました。

 

しかも、

 

我が家のアパートが山の麓なので

その風がとても涼しく

ベランダの窓をあけていると寒いくらいで

薄手の布団を1枚羽織るほどでした。

 

ようやく酷暑がひと段落しそうです。

 

さて、昨日は鍼を刺すことにより

生体(特に筋肉)におきる変化、

そして、それが鎮痛にいたる理由について

説明いたしましたが、

今日は、神経作用による鎮痛効果に関して

記載いたします。

 

これは鍼灸学生時代に

一つの仮説として学んだことですが

実際の臨床経験から考えても

一理あるかなと思うのです。

 

「ゲートコントロール説」という理論なのですが

簡単に説明しますと

 

痛みというものは

脳で認識して痛みとなります。

 

例えば、麻酔をかけるということは

神経の伝達機能を一時的に麻痺させて

脳に刺激が届かないようにすることです。

麻酔が効いている間は

鍼をさそうとメスで切ろうと

痛みを感じません。

 

つまり、何が起こっても

脳が認識しなければ

痛みを感じないわけですね。

 

では、

仮に腰が痛くなったとします。

何らかの異常があるわけですが、

それが神経や脊髄を介して

脳まで刺激が伝達されますて

痛みを認識するようになります。

 

さて、ここで

腰とは全く関連のない部位である

手の甲に鍼を刺します。

 

そうすると、

腰の痛みが軽減したり

消失することがあります。

 

これをゲートコントロール説で説明すると

ある別な刺激を外部から加えると

その刺激が誘引となって

痛みを中継する脊髄後角にある

ゲートと呼ばれる部分が閉じて

脳への伝達を遮断するという考え方です。

(実際はもっと複雑です)

 

 ややわかりにくいかもしれませんが...


次回に続きます...。


今日もご一読いただきまして

ありがとうございました^^