母親は離婚を考えていた。
しかし必ず言う言葉が
「ちいちゃんが成人するまでは離婚しない」
だった。

しかし私が小学5年生の頃。
母親は新しい家を探していた。
その頃、急に父親に内緒で介護の仕事を始めていた。

薄々気づいていた私。
大賛成だった。

そして家が決まり荷物をまとめて新居に運んだ次の日、父親がお酒を飲んでいる時に母親が口を開いた。

「離婚して下さい。」
そっと離婚届を出して
父親は頷いた。

なぜか、その瞬間に私の目から涙が流れた。

そして、お姉ちゃんとヒロ(2番目の兄)と私は母親と共に家を出た。

当時、ゆうじは一人暮らししていたので電話で新しい家を教えた

11年間住んだマンション。
さようならをして新しい家で新しい生活が始まる