レ・フレール斎藤守也さんの 「左手のための伴奏形エチュード」(音楽之友社)
というテキストを好んでレッスンで活用しています。
雑誌ムジカノーヴァでの連載がまとめられて
テキストとして出版されたのは5年前でした
〈ちょうちょう〉など、誰もがよく知る童謡や民謡に、斎藤守也さん独自のポップな左手の伴奏が添えられているのが特徴です。
ジャズが大好きな私には、この伴奏にグッと惹かれました。
今、小学生の生徒さんに右手を弾いてもらい、私が左手パートを弾き、
連弾で弾いています。
〈幸せなら手をたたこう〉ではコードネームのC、G、Fを覚えてもらい、転回形、アルペジオも練習します。
曲でのコード進行を説明して、私の伴奏に合わせて和音だけで弾いてもらいます。
慣れてきたら、
転回形を入れる
かっこいいリズムで弾いてみる
アルペジオで弾く
そこから簡単な即興へと進めていきます。
即興の楽しさを感じてくれたらと思います。
題材が童謡・民謡なので生徒さんにも分かりやすいです。
楽譜通りに弾いても楽しいですし
発表会や大人の方のレッスンでも活用できると思います。
「左手のための伴奏形エチュード」のテキストですが
コードネーム、やさしい即興の練習として
私自身も生徒さんと楽しんでレッスンしています。
このテキストのききて・まとめをされた山本美芽先生が
民謡は芸術性が高く、弾いて楽しく覚えやすい
名曲中の名曲であること
このような民謡が、ご自身の著書「はじめてのピアチャレ」(音楽之友社)の制作にも繋がっていった
というお話を先日セミナーで伺いました。
幼い頃に、何気に覚えた民謡ですが
今の時代にも続いている民謡の
シンプルな中に秘められた力というか、
あらためて神秘的だと感じました。