5月4日土曜日

ナッシュマルクトの蚤の市を1時間ちょっと覘いた後、オーストリアの隣の国スロバキアまで行ってきました。

 

ウィーンからスロバキアの首都ブラチスラバは電車でもバスでも僅か1時間程度で行けてしまう距離なのです。

ヨーロッパの中では最も首都同士の距離が短いそうです。

 

バスだとブラチスラバの旧市街近くまで行くそうなのですが、今回の旅行で酔い止めを持って行くのを忘れてしまったのでバスは却下。

路線バスなら大丈夫なのですが、長距離バスは酔うんです。

自分で運転している以外の車は基本的に車酔いをするし、電車で逆向きの座席や乱気流の中を飛んでいる飛行機でも酔うのでいつもは酔い止めは必ず持って行くのですが

今回は葛根湯を忘れなかった代わりに酔い止めを忘れました…

 

という事で、電車で行く事に。

 

ウィーン中央駅の券売機で「ブラチスラバチケット」なるものを購入。

こちらのチケットでウィーンとブラチスラバを往復でき、ブラチスラバのバスやトラムが1日乗り放題になります。
電車も予約不要なので好きな時間の電車に乗って帰れるのもいいです。
ブラチスラバの情報があまりなかったのですが、辛うじてこの辺の情報はネットで仕入れました。
 
問題なく10:45頃発のブラチスラバ行きの電車に乗ったはいいのですが、私やらかしました。
電車の中でなんだかとてつもない眠気に襲われたんです。
途中、電車が駅のない所で停まったりしつつ、心地よい揺れにウトウト。
日本以外のバスや電車内で寝るなんてあり得ないことなので睡魔とかなり闘ったのですが、結局闘いに敗れました…
それで、途中止った駅ではっと目を覚まし、降りていく人たちを見てスマホの時計を見て駅名をよく確認もせずに慌てて降りちゃったんです。
ホームに降り立った瞬間に「あ、やべっ」と思ったけれど、時すでに遅し背後で電車のドアが閉まっちゃいまいた。
実は寝ぼけていてすぐには思い出さなかったのですが、駅がない所で電車が10分以上停まっていたのでスマホの時間を見た時にブラチスラバに到着したって勘違いしちゃったんです。
しかも、その駅からアウトレットへ行くシャトルバスが出ているらしくアウトレット目的の方たちが結構降りたんですよ。
 
で、次のブラチスラバ行きの電車をトイレすらない何もない駅で45分程ボーっと過ごす事になりました…
(本当はブラチスラバ行きの電車は1時間に1本なのですが、乗ってた電車が遅延していた為1時間待ちではなく45分待ちで済みました)

 

そんなこんなで予定外の時間が掛かってブラチスラバのペトルジャルカ駅にやっと到着。

ペトルジャルカ駅から旧市街へはギュウギュウ詰めの路線バスで移動です。

 

荒っぽい運転の満員バスの中で必死に掴まりながら、旧市街へ。

 

この時点で既にぐったりでしたが、旧市街の中に足を踏み入れたら疲れも吹っ飛びました!

裏道探検好きにはたまりません。

 

土曜日でしたので沢山の観光客で賑わっていました。

 

お天気も最高!

 

うっかり違う駅で降りてしまったばっかりにブラチスラバの旧市街に着いた時は既に13時過ぎていたので、とりあえず観光前に休憩。
表通りに面しているカフェやレストランはどこも満席でしたが、建物の中を抜けて中庭に面しているカフェは穴場で素敵でした。
食事メニューはなかったのでバナナブレッドとカフェラテを注文しました。
 
ウィーンもそうでしたが、ブラチスラバでも日本のようにお水が無料でもらえるが地味に嬉しかったです。

 

カフェの建物の向かいに立つ受胎告知教会(GoogleMap先生に教えてもらいました)

 

後から知ったのですが中庭も素晴らしいそうです。
華やかさはないけれど歴史的な教会だそうです。
(ブラチスラバに関しての情報集め不足ですみません)

 

リスボンでも歩きにくさMaxの石畳でしたが、この様な歩きにくい石畳はリスボン以来お久しぶり。

 

 

時計台に登れるようなので旧市庁舎へやって来ました。

 

建物の外には沢山の人が居たのですが、旧市庁舎の中は他に見学している人がおらず、ほぼ貸し切り状態でした。

 

 

 

Paulくん!後ろ!後ろ!

 

こちらの旧市庁舎の時計台は螺旋階段を上り下りしなくてはいけなくて、ちょっと膝が痛くなりました…
 
旧市庁舎の隣のプリマティア宮殿。

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ピンクの外壁が可愛かったです。

 

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ブラチスラバの街中には様々なオブジェが溢れているのですが、どれも記念撮影をしている観光客が沢山いて私はほとんど写真が撮れませんでした。

 

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ブラチスラバもトラムが走っているのでGoogleMap先生頼りで移動に使ってみました。

 

ブラチスラバといえば、有名なのが青の教会。

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パステルなブルーでとても可愛らしい外観の教会です。

 

教会の中へは朝と夜のちょっとしか入れないらしいので外観だけでも見られたらいいやと思っていたのですが…

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たまたま結婚式が行われていたようで、新郎新婦と参列者が出てきた後、中を見学することが出来ました!

中もパステルで可愛い♡

 

ドイツのマインツのシャガールの青の教会とは全く雰囲気が異なり、こちらはとにかくパステルブルー。

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ステンドグラスも可愛い。

 

青の教会近くの何の建物かわからない建物も素敵。

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トラムに乗ってブラチスラバ最古の教会、聖マルティン教会へ。

 

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後ろにちょこっと見えている緑の尖塔が聖マルティン教会で、手前がペスト記念柱だそうです。

 

近くにはシナゴーグの記念碑などもありました。

 

聖マルティン教会の中。

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敬虔なカトリック教徒が多いのでしょうか?

祭壇の前で片膝を曲げてお辞儀をしている方が何人もいらっしゃいました。

 

旧市街の端っこから近代的な建物が見えました。

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UFOのような建物はレストランになっているそうです。

 

裏道も素敵。

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聖マルティン教会近くの裏通りの建物の中へ入って行くと隠れ家的なカフェがありました。

中庭の席も素敵だったのですが、日光がバンバン当たる席しか空いておらず日射病になりそうだったので店内の席にしました。

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日本のようなアイスコーヒーってヨーロッパではあまり見掛けないのですが、ブラチスラバで試しにアイスコーヒーを頼んでみたらアイスカフェオレが出てきました!

コレコレ!ちょうど飲みたかったやつ!

そして、ここでもやはりお水のグラスも一緒に提供されました。

 

こちらのカフェでのんびり過ごそうと帰りの電車の時間と駅までのバス時間を調べたら、そんなに優雅に過ごしている時間ありませんでした(笑)

 

GoogleMap頼りにバス停へ行ったら乗り場が沢山あり、ウロウロしていたら他にも同じ様な人が居て、そんな我々に親切な紳士がバス停を教えてくれました。

その後、その見知らぬ者同士3人で一緒にバスに乗り、駅に着いてからホームまで一緒に爆走しました。

 

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ブラチスラバ素敵な所でした。

地元の若者はとってもオシャレだし、ブラチスラバ自体はとても平和でしたが

でもスロバキアはオーストリアと反対側はウクライナの国境に面していて、すぐそばの国では戦争が起きているんだよなと複雑な気持ちにもなりました。

先日はスロバキアの首相襲撃事件がありビックリしました。

観光しただけではその国のほんの僅かな一部を見ただけなんでしょうね。

 

ウィーン観光最終日に続く…