《性格や気持ちの前提にあるものを知るコツ》No.5877

たった一つの小さな「コツ」が
あなたを変える

【今日のコツ】

命との寄り添い方への理解があれば、
優しさを行動に移していくことができる。

共に生きる皆さんへ

こんにちは、野澤卓央です。

今日もメルマガをお読みくださり

ありがとうございます。

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昨日は神経生理学について
体感を通して学ぶ日でした。

人体の仕組みを知るほど今まで理解や対応が
できなかったことへの答えがみえてきます。

”自律神経”は呼吸や体温、
血圧、消化、代謝、排便など、

生命活動を維持する働きを
２４時間してくれています。

自分の意思とは関係なく働く
自律神経は、体調だけでなく

僕らの心、考え、行動、性格、結果など、
人生そのものに大きな影響を与えています。

ざっくり書くと自律神経の状態は大きく分けて

”１．過覚醒”
”２．最適な覚醒領域”
”３．低覚醒”

の３つの状態があります

“１．過覚醒”のときは、
心拍数が上がった高エネルギー状態になり、

心身は過度な警戒、緊張、興奮を覚え、
怒り、攻撃、防御など反応的になります。

視野が狭くなり周りが見えておらず、
人との交流には向いていない状態です。

“２．最適な覚醒領域”に自律神経があるときは、

今ここに、
ニュートラルな心身の状態になります。

安全や人とつながり、愛情を感じられ、
自分らしさを保ちながら社交的でいられたり、
好奇心から物事を楽しむことができます。

“３．低覚醒”のときは、

体が重くなる、心や頭が動かなくなるなど

低エネルギー、心拍数も下がり
死んだふりのように固まる状態になります。

解離というシステムを作り、無感覚、
麻痺、無関心、無感情になる傾向があり、

自分、他者、世界と乖離した感覚になります。

これは神経系に負荷をかけないために、
機能をシャットダウンする自然な防衛反応です。

命を守るための正常な反応ともいえます。

この状態は脳に酸素がいかなくなり、
何度も繰り返すと生命にも危険をもたらし、

この状態のときは消化器系に
問題が起こりやすくなります。

“２．最適な覚醒領域”の領域が広く、
普段何かあってもその領域に戻れる人は、

生きやすい人とも言えます。

自律神経の状態の変化は、

同じ人に別人の様な言動を取らせたり、
認識や能力の低下を生むこともあります。

つまり、性格や能力、努力の問題ではなく、
自律神経の状態による影響の可能性もある、
ということです。

建物で言えば土台が崩れている上に
建物を建てることが難しいように

頭でいくら氣持ちを落ち着つかせよう、
人に優しくしようと思っていても、

生命活動を支える自律神経が異常な
状態になっていればそれは叶いません。

外側の状態に関係なく、自律神経が
整った状態を作ることができれば、

自然と人間関係がうまくいったり、日々に
安心や幸せを感じられることにもなります。

わたしの自律神経が“１．過覚醒”のとき、
“２．最適な覚醒領域”に戻るために何ができるか？

“３．低覚醒”のときは、
“２．最適な覚醒領域”に戻るために何ができるか？

“２．最適な覚醒領域”を広げるために何ができるか？

自分の状態

人によって、状況によって違う

命への寄り添い方を理解することは、
人の愛と聡明さを活かすことになると
実感しました。

無意識にあるものの役割、働き、仕組みを
体感的に理解し、明らかにしていくことで、

どうにもならないことは素直に受け入れられ、
どうにかなるものは行動に移せるようになります。

そこに人間、人類、人生への
大きな希望と可能性を感じます。

改めて希望をもった１日でした。

今日もあなたとあなたの大切な人たち、
世界が、平和で幸せでありますように。