~2024年6月24日の日記「日々のささやき」~

6才未満の女の子が、脳死状態になり

家族が臓器提供に同意されたので、

心臓や腎臓が摘出され、このあと移植される

という記事が出た。

6才未満の脳死移植は、36例目だとか。

 

痛恨の極みのなかで

よく決断されたなあ、と読ませてもらった、

そのとき、別の記事が目に入った。

 

移植用の心臓を運んでいたヘリコプターが

田んぼに落ちて、機体は大破。

乗っていた7人のうち

4人に重症を、3人に軽傷を負わせてしまい

そのなかに医師も含まれていた。

墜落の原因は、操縦ミスだった。

 

そして移植は中止に・・・

 

この記事で伝えられている被害は

7人の怪我のことで、死者は出ていない。

でも、記事では扱われていない、あと2人は

どうなったのだろう・・・

 

1人は、心臓移植を受けられなくなった患者さん。

このあと亡くなったかもしれない・・・

 

もう1人は、心臓を提供した患者さん。

病院で脳死になったけれど、心臓は生きていた。

本当の死は、病院ではなく移動中。

 

ご本人も無念だろうし、

大きな決断をしたご家族は、

悲しいうえに、悔しい思いまで

されたのではないだろうか。

キラキラ キラキラ キラキラ キラキラ キラキラ キラキラ キラキラ キラキラ

 

小さなお子さんの臓器提供…

心臓は10歳未満のお子さんに、

腎臓は10歳未満のお子さんと、

10代の女性にそれぞれ移植されたそうです。

そのお子さんは、臓器提供を待っていたけれど

間に合わなかった、という背景があるようです。

 

ヘリコプターの事故は数年前のこと。

最近、地検に書類送検になったとか…

 

今日のお話を読んで、思い出しました。

ある時、インスタを見ていたら、

偶然あがってきた動画がありました。

 

外国でのこと。

臓器提供したお子さんの両親と、

臓器提供を受けたお子さんと両親が会う場面。

そこには、臓器提供したお子さんの写真も。

 

臓器提供したお子さんのご両親が、

提供してもらって元気になったお子さんと会い、

涙を流して抱っこしている。

そして、その子の胸に耳をあてて

心臓の音を聴いているような様子。

 

わが子の臓器でつなぐことができた命。

とても尊い行為だと思うし、

その決断をしたご両親もすごいと思う。

 

わが子の心臓が他の子の体の中で

脈を打っている。

想像しただけで、

言葉になりません…

 

子どもの臓器提供については

様々な議論があります。

難しい問題です。

 

でも、

何と言っても、

みんな、助かって欲しかった。

みんな、元気になって欲しかった。

 

子どもを亡くした親・家族で構成しているセルフヘルプグループ「小さないのち」です。

会の代表が20年以上前に突然の病気で1歳の娘を亡くし、「同じ境遇の親御さんと会いたい!」という一心で、インターネットもない時代に、手探りで作った会です。

以来、当事者による、当事者のための会として活動しています。

 

対象は生後1日から独立以前のお子さん(成人を含む)です。

対面・オンラインでのわかち合いのつどい、オンライン掲示板、会報の発行、その他会員が希望することを通して、語り合いながら、交流しながら、ゆっくりと、それぞれに、心を回復し、この先の人生の意味を見出すために、共にあゆんでいければと思っています。

 

ご夫婦や、男性お一人の会員さんもいらっしゃいますので、

男性の方も、どうぞお気兼ねなくご連絡ください。

 

今、辛く、悲しく、苦しい日々を送っている方々に届くことを心から願っております。

会の詳細、お問い合わせ先、過去の「日々のささやき」は会のHPをご覧ください。