~2024年2月1日の日記「日々のささやき」~

昨年、時折一緒に仕事をしていた人を

突然、亡くした。

一緒になるのは、ときどきだけれど

私は、とても信頼していた。

 

誠実な人柄

いつも穏やかな物腰

一緒にいて心が休まる

 

お葬式は内々でされたことからも、

いつ、どこで、どのように亡くなったのか

知る人がいないままだった。

 

何となく、

死因は思い浮かんだ。

 

そう思えてからは

人に尋ねることも、もう控えたが

何か言ってほしかった、とか

このままじゃ受け入れられないよ、とか

思って過ごしていた、はずなのに

先日、ご家族の心情に触れる機会があり

愕然とする。

 

ご家族は、毎日、毎日、

来る日も、来る日も、

涙しない日はなく

思わないときはなく

ずーっと耐えておられた。

 

私は・・・

1か月くらい毎日偲んでいた。

そして、時々思い出すようになっていた。

 

最初のころの自分が

大げさな他人、のように思えた。

自分にとっての大切さが

うそっぽく思えてきた。

 

当然のことではあるが

お身内とはぜんぜん違う。

 

申し訳ない気持ちを持ちつつ

私はあゆみを思っていくことに、と

少し折り合いをつけた。

 

あゆみのことは

私以上に思い続ける人は

多分ほかにはいなくて

そのことに不平を抱いたりせず

私は自分の子を

粛々と想っていけばいい。

 

子どもを亡くした親・家族で構成しているセルフヘルプグループ「小さないのち」です。

会の代表が20年以上前に突然の病気で1歳の娘を亡くし、「同じ境遇の親御さんと会いたい!」という一心で、インターネットもない時代に、手探りで作った会です。

以来、当事者による、当事者のための会として活動しています。

対象は生後1日から独立以前のお子さん(成人を含む)です。

対面・オンラインでのわかち合いのつどい、オンライン掲示板、会報の発行、その他会員が希望することを通して、語り合いながら、交流しながら、ゆっくりと、それぞれに、心を回復し、この先の人生の意味を見出すために、共にあゆんでいければと思っています。

女性が多いですが、ご夫婦や、男性お一人の会員さんもいらっしゃいますので、

男性の方も、どうぞお気兼ねなくご連絡ください。

今、辛く、悲しく、苦しい日々を送っている方々に届くことを心から願っております。

会の詳細、お問い合わせ先、過去の「日々のささやき」は会のHPをご覧ください。