イノシシ身近に迫る | 小さい田んぼ

小さい田んぼ

小さい田んぼのこと、小さい畑のこと、小さい町のことなど、小さい出来事を綴っていきます(たぶん;)

イノシシの動きが活発になっている。

田んぼと畑で痕跡を残す場所が広がっている。

 

今まで痕跡がなかった

集落近くの開けた田んぼにまで

やってきている。

 

昨日(7月18日)丘陵地の畑で

サツマイモ2畝が壊滅状態なのを確認。

掘り起こされ、萎れた茎の様子から

前日と前々日の夜、一晩か二晩でのことだろう。

 

サツマイモと言っても

生育してるのは地上部だけで

肝心の芋は鉛筆ほどの太さになったかならないかで

ほとんど食べるところはない。

 

よっぽど腹をすかしてるのか

さつまいもの匂いにつられて

遊び半分での行動なのか

なんにせよ

迷惑なことは間違いない。

 

悔しい思いと脱力感の中

掘り起こされたサツマイモの根っこを

畝に埋め戻し土をかけて

回復を期待する。

 

作業しながら

農業ってこういうことなんだと

改めて実感。

 

自然相手に働きかけて

植物を植えて実りを受け取るまで

病害虫や雑草、野の獣たちの干渉を

最小限に抑えることが農夫の勤めなんだな、と。

 

愚直に体を動かして

知識や知恵を用いて

自然と共に暮らしてく。

 

経済観念は必要だけど

損得勘定だけでははかれないものがいろいろある。

 

イノシシは憎らしいけど

「奴らも必死だからな」

農家の先輩の言葉が腑に落ちる。

 

こちらも必死にやらなければ。