塩竈 | 小さい田んぼ

小さい田んぼ

小さい田んぼのこと、小さい畑のこと、小さい町のことなど、小さい出来事を綴っていきます(たぶん;)

先日

宮城県の塩竈に行ってきた

一泊二日。

新幹線は苦手なので

常磐線特急で仙台まで行って仙石線に乗り換え。

常磐線復旧してよかった。

沿線はまだところどころで

2011年の大震災と津波、東京電力福島原発爆発による傷跡が

見受けられた。

なかでも原発事故の影響が最も大きいように感じる。

高濃度放射能汚染された地域は

人の出入りがままならないのだから当然と言えば当然か。

 

最近は旅行とか移動とか

おっくうに感じるようになった。

新型コロナの影響が大きいと思う。

それでも

今回の塩竈は行ってよかった

と素直に感じる。

 

仙台市内のホテルの値段が高くて

たまたま本塩竈駅前に手頃なホテルがあったので

そこを選んだ。

ネットでちょっと調べたら

塩竈には美味しいおすし屋さんが多いらしいので

魚好きのわたしは

塩竈についたらまずおすしを頂こうと、道中の楽しみとした。

はじめての町ですし屋さんに入るのは簡単ではない。

地元でもすし屋は敷居が高いと感じる。

わたしはもっぱらすしといえばスーパーのパックすし

近隣に数件あるスーパーのすしの特徴は全て抑えてある。

年に数回、銚子の大衆向け魚料理店でおすしを頂くこともある。

 

塩竈では事前にネットで調べて

入りやすそうなおすし屋さんをチョイス

そこに向かう道すがら

いくつものすし屋さんがあったが

やはり入りづらい。

目的のすし屋さんは商業施設のレストラン街にあり

外から店内の様子もわかり、メニューの看板も見られて、若干入りやすく感じた。

昼過ぎだったけどお客さんも多く

家族連れで賑わっていた。

 

わたしが頼んだのはいわゆる松竹梅の竹くらいのセットすし。

値段はそこそこしたので、ちょっと警戒したけれど

食べて納得、とても美味しかった。

地元千葉県で食べる魚と種類が違うせいなのか

海水温とか海中環境の違いなのか

さかな(貝とかイカとかも)の味が濃厚で甘みがあって柔らかい。

 

最初は

翌朝一番の電車で帰路に着き

途中福島県の温泉に浸かって

溜まった疲れを癒やしたかったけど

予定変更して

朝から塩竈漁港の魚市場に行ってきた。

その市場の素晴らしかったこと。

一角にイートインコーナーがあり

ご飯と味噌汁のセットを頼み

そこに市場のお店で買ったお刺身をのせて食べることができる。

地酒のコップ酒もある。

市場の魚屋さんってなんだか怖いイメージがあるし

観光客はぼられるんじゃないかって心配もあって

最初は警戒用心しながらの買い物だったけど

どこのお店も親切で丁寧で

自分の頑な態度が恥ずかしくなった。

 

イートインコーナーは地元の家族づれが多いようで

元気な子供たちの笑顔と歓声にほっこりした。

子どもの頃から地元の美味しい魚を食べてのびのび育つのは幸せなこと。

観光は観光客のためでなく

地元の暮らしの中、地元の人々に愛されてる場所に

旅行者がちょこっとお邪魔せてもらう

そういうのが本来の姿で、長続きするんじゃないだろうか

そんなことも思いました。

 

2月4日が立春で

旧正月は2月10日

そろそろ今年の稲作りの準備かな。

 

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