英語の長文読解に取り組み始めた人が、戸惑うことがあります。
それは「文章中の言葉の言いかえ」
今日は、英語中級者が長文読解をするときに
必ず経験するであろう「言葉の言い換え」について書いていきます。
▼その前にお知らせ▼
「言い換え」と言えば、例えば
Tomは2回目からは he になるとか
the car は it になるとか
そういう代名詞は中学英語でも当たり前に出てくるのですが
もう少し難しい英文になってくると
1つの物を何度も違う言葉で言い換える現象が起こってきます
これって日本語ではあんまりないよな~って思うんです。
だから、長文読解に取り組み始めた段階の人が
日本語の感覚で英文を読むと、これにひっかかってすごく戸惑います。
例えば
あるゾウの話をしているとしましょう。
最初は the elephant と出てきます。
しかし、次の文では the animal(その動物)
別の文では the mammal(その哺乳類)
さらに別の文では the huge creature (その巨大な生物)
みたいに言い表したりするんです。
日本語の文ってこういう言いかえをあまりしませんよね。
ゾウなら「ゾウ」ってだいたいずっと言い続けます。
だから日本語の感覚のまま読んでしまうと
the elephant と the animal と the mammal と the huge creature が
同じものを指していることに気づかず
新しい動物が出てきたと勘違いしたり
哺乳類全般の話をしていると
勘違いしてしまったりするんです。
ただ全くヒントが無いわけではなく
同じものを指す場合はthe がついたり
these ~、 those ~ なんかになったりするので
一般的な動物の話じゃなくて
「さっき話に出ていた”その動物”=あのゾウのことだ!」
と気づけたりもします。
英語は言いかえが大好き。
同じ単語を繰り返さず、違う単語で返すほうが「いい感じ」とされます。
英語の国際的なスピーキング系のテストでは
よく、同じ単語ばかり繰り返すと点が上がりにくいといいますよね。
そう、言い換えたほうが「いい感じ」なのです。
面白い言語文化ですよね。
中上級レベルの読解に挑戦しようという方は
「英語の言いかえ好き」を心に留めておくといいですよ~♪
長文問題に挑戦していて「単語も文法も押さえているはずなのになぜか読めない」
という方は、「読み方」を鍛えていく必要があります。
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--- Chiiko ---
英語講師20年以上の経験と、自ら英語コーチングを受けた経験から
「英語コーチングこそが、日本にいながら英語力を伸ばす最強の方法!」と確信。
日本のトップ英語コーチ奥村美里氏に直接師事して英語コーチングを学ぶ。
シンガー・ボイストレーナーとしても活動中。プロ歌手への英語発音指導歴もある。
学校英語の良いところも足りないところも知り尽くし、
机上の勉強だけではない柔軟な英語学習を提案する。
=== メッセージ ===
学校英語で挫折した人も、絶対もう一度やれます!
大人になってからのほうがわかることも多いんです。
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