大袈裟なタイトル。だけど。
クビ宣告から調度4週間後の金曜日、11月16日夕方。
東京の広告代理店から内定が。
新卒のとき落ちた会社、行きたかった業界。
社会人7年目にして願いが叶う、という感慨深さがもちろんあった。
でも、シンガポール生活修了までのカウントダウンが本当に始まったんだなという寂しさ。
もし彼がいなかったら、出会ってなかったら
何も思い悩むことなく
むしろ清々しい気持ちで、堂々と
東京に帰れてたかもしれない。
でも出会えてなかったら、シンガポールの生活はこんなに彩らなかった。
仕事が上手くいかなくて辛い時も悲しい時も、いつも話を聞いてくれて支えてくれた。
私は「人の心は変わるもの。そしてそれは止められないもの。」と思ってるから
今みたいに会えなくなって、触れられなくなったら、きっと関係性は変わってしまうと思う。
たぶん、先が見えない未来は長く続かない。
でも、それがわかってるのに、淋しいとか言って泣いてる癖に、結局私は自分のキャリアを優先するんだ。
その人との未来より。
他に道はなかった、は言い訳で
彼の仕事と幸せより、自分の仕事とか見栄を優先するんだ。