もうかれこれ3年前の話。
近くの耳鼻科で鼻中隔側湾症の手術を受けた話をつらつらと
田舎の耳鼻科で毎週、週に2-3回、鼻うがいに通っていた。
副鼻腔炎だったのか、慢性の頭痛にも悩まされていて、保健室で休むこともしばしば
中学、高校、大学と実家で過ごし、風邪や季節の変わり目などで鼻炎が悪化したり緩解したりの日々だった。
大学時代、なぜか空咳の症状が持続した時期があり、親からも心配され近くの呼吸器内科を受診。
大学病院から来られている救急医の先生に担当してもらい、「後鼻漏があること」を伝えたら、副鼻腔気管支症候群だろうと
クラリスロマイシンが処方され、指示通りしっかり内服したら、完治したのが忘れられない。
初めて「医学ってすごい」って思ったし、あの時の救急の先生には感謝してもしきれない
そんなこんなで、働き出してしばらく経った頃、また鼻炎の症状が再燃した。
地元を離れていたので、住んでいる付近の耳鼻科の口コミを徹底的に調べ上げて近隣のCT撮影までできる耳鼻科を受診。
副鼻腔に液体貯留があること、鼻中隔側湾症があることを指摘され、手術を勧められた。
色々あり、近くの総合病院の耳鼻科を紹介受診。症状は改善傾向だったけれど、「手術しましょう」となった。
私自身も、指導医に相談し、副鼻腔に溜まっている液体が悪性のものだったり、真菌感染とかあったら怖いな…なんて話になって、手術に同意。
7泊8日の入院で、手術前日に入院。夜間に点滴留置され、翌日朝から手術。
手術内容は、鼻中隔側湾症の矯正と前鼻形成、副鼻腔を解放し通気性をよくした上で貯留している液体を取り出して病理に提出する。
手術はおそらく7-8時間くらいかかっちゃって、終わったのは夜。
コロナ禍だったので両親は病院に来れず、かなり心配させてしまったようだった
手術終了後夜間に尿道バルーンを抜去され(激痛!
)、鼻にガーゼと綿球を詰め込まれ、綿球は出血が染みてきたら適宜交換。
3日目くらいから鼻のボスミンガーゼを先生が入れ替えてくれる処置が始まった。
挿管の影響で術後は本当に喉が痛かった。ロピオンとか点滴されてたけど、全く効かなかったな。
鼻も塞がれているから、食事も全く味がしないし、鼻も痛いし、苦しくてあの1週間をもう一度と言われると、正直遠慮してしまうと思う
そんなこんなで無事退院し、術後は1ヶ月、3ヶ月くらいでフォローがあった。半年くらいでフォロー終了だったかな。
正直な手術後の感想としては、個人差あると思うけれど
私の場合、最初は良かった鼻中隔の位置が、徐々に戻ってしまい
定期受診時に鼻鏡で見ながら力づくで矯正され帰宅、帰宅後また数日で徐々に戻る…みたいな感じだった。
術後3年くらいになるけれど、鼻中隔側湾についてはほとんど術前くらいに戻って、
軟骨削られた影響か、少し鼻のラインがカクカクと一部凹んでしまった。
手術を決めたのは自分だし、特に後悔はしていないけれど、
やはりある程度リスクや考えられる合併症などを把握した上で手術に臨むのが気持ちの上で大切だと思ったし、
自分が患者さんと接する時にも説明は丁寧に大切にしていきたい過程だと思った。
そして何より、挿管は愛護的に!!!!と心に響いた症例(経験談)でした、、とさ

(自戒の意味も込めて、、、)
術後の鼻洗浄はハナクリーン。鼻詰まりのときも良いです。マジのおすすめでした。↓↓↓


