白い誘惑に身を任せ

光の音を奏でよう


身体から
自然と溢れ出す
メロディは

この世界に
混ざり

溶け

調和されてゆく



右も左も

上も下もない世界で

私は生きてゆく




時空も

次元も

時代も越えて


 
そこここで
感じる
自然の息吹きを
抱いて
眠るのだ


穢れを知らない
純白な雪の音は
夢の中で
聴こえるかも知れぬ


冷たさの中にある
わずかな温もりが
その心の中にきっとある


手を合わせて祈るのは
誰かの為じゃなく
まずは
自分自身

自神に祈る

小さな灯火だからと
諦めないで


ロウソクは
繋ぎ合わす事が出来る

誰かと分け合う事が出来る
命の灯火


共に鳴き
温め合いながら

あの風さえも
味方につけて


大地に溶け込む
最後の時まで
光の音を奏でよう