今年初めての記事。。。💦

今年もよろしくお願いします!!

 

最近、読み返している本があります。

文藝春秋スペシャル「言ってはいけない 脳と心の正体」 2017夏

 

脳科学の本は巷にやまほどありますが、

この本、ほんとわかりやすくて良いです。

遺伝学やら経済学やらサイコパスやら脳の鍛え方やら、

いろんな角度からの内容があって、私のような脳科学素人でも、十分楽しんで理解できます。

 

※Amazonでまだ買えます!

文藝春秋スペシャル 2017夏

 

全部納得したけど、その中でも私が一番納得したのは、

行動と脳の関係。

自分が論理的に物事を考えられないので、

こういう理路整然と説明してもらえるものが大好きです。

 

「嬉しいと感じるのはあなたが笑っているからで、悲しいのは、涙を流していることに気づいたからなのだ・・・」

上記雑誌 P7より

 

私が50年生きてきた経験上、

悲しい時は無理やりでも口角を上げていると、

必ずその悲しみが和らいできて、前を向く気力が出てくる。

そういう体験は何度もあるし、

悲しみが癒える時間が早いことは、講演や研修、いろんなところで話をしてきました。

 

  のどが渇いていたので、目の前のグラスに手を伸ばして、水を飲んだ。

 

  ⇒この行動は、脳波計で測定すると、

   なんと、のどが渇いたと感じる0.35秒も前に、

   「コップに手を伸ばす」という指示が筋肉系に出されている。

   ※上記雑誌 P8より

 

そうなんです。

感情より先に、脳には行動の信号がいっているので、

感情はその行動に引きずられているのですね。

 

  「嬉しいから笑い、悲しいから泣く」という天動説の世界を生きてきた。 

  だが、現代の脳科学は、「笑ったから嬉しく、涙が出たから悲しい」という地動説こそが真理だという。

  これが、「人間観のコペルニクス的転回だ」

  ※上記雑誌 P8より

 

昔むかし、元主人と離婚したときも

11年前最愛の息子を亡くしたときも

なぜか「笑っていればなんとかなる」と無理やり口角を上げていた私。

 

そしたら、自分を前に一歩進ませることが出来ていた。

ということが、体感としてあるのです。

 

それに、いろんな脳科学の本を読んでもそんなようなことは書いてあるので、

それはそうなんだ!って知っていました。

 

だから、こうやって論理的に改めて知ると、

私の前に進んむためにしてきた行動は、

間違ってなかったなと思うのです。

 

悲しい時、つらい時、

無理やりにでも口角を上げてみて!

 

脳は「あら?私楽しいんだ!」って騙されて、

幸せホルモンのセロトニンがぶわ~~っと出て

悲しさ辛さが徐々に和らいでいく。

 

脳は錯覚するのです。

感情は行動に引きずられているのです。

 

本当に悲しくて辛い時は、我慢するより吐き出した方が良いです。

溜まってしまうより、思いっきり落ちた方が良い。

溜めるほど、自分をがんじがらめの苦しみに追い込みます。

だって、落ちることろまで落ちたら、上がるしかないし!

これも、私の経験です。

 

だから、少しでも自分の中に、前を向きたいという気持ちが出てきたら。。。

 

まずは自分で、口角を上げてみよう♪

いつか、自然に笑える時が、必ず必ず訪れます♪