86歳のお一人暮らしの方と

 

3年のおつきあいをしています。

 

亡くなった時の火葬、埋葬や


病院や住居などの清算事務をする

 

死後事務委任契約と

 

身元保証人の契約(委任契約)をしています。

 

 

親戚がいない、


まったくのおひとり様ではありません。



本人には子供がいませんが、

 

夫は再婚だったので、

 

連れ子が2人いました。


 

その子たちを育てるために

 

パートで働いたこともありました。

 

「お母さん」と、懐いて、

 

家にもちょくちょく来てくれた義理の息子は

 

夫よりも前に亡くなってしまいました。

 

その翌年、


10年以上認知症で


介護していた夫も亡くなりました。


 

義理の娘は、

 

息子や夫の葬儀にも出ず、

 

全くの音信不通。

 

 

子供の頃に面倒をみた3人の妹弟は、

 

1人は、地方に住んでいて、連絡も交流もない。


 

近くに住んでる弟は、

 

夫が亡くなった時には


「財産はいくら入ったんだ?」と

 

電話して来て、香典すら送って来ない。

 

病院に入院しても見舞いにも来ない。


付き合いたくない。


 

一番頼りにしていた妹は、

 

去年から腰痛で


自宅で寝たきり生活になってしまった・・・。

 

 

この3年で、頼れる親族が


全くいなくなってしまったのです・・・。

 

さらに大腿骨を骨折し、

 

歩行器がないと歩けない状態に。

 

 

そして、糖尿病の持病があるので、

 

2か月に1回、車で10分ほどの病院に

 

タクシーで通っていました。

 

 

先日、電話がかかって来て

 

「このあいだの土曜日から

 

体調がとっても悪いの。

 

薬が切れそうだから、

 

病院に行かなきゃいけないんだけど

 

タクシーに乗る場所まで一人で行けそうにない。

 

家から一緒に連れて行ってくれませんか?」

 

 

私は医療や介護の方はわからないし、

 

本当はデイサービスの方に


お願いした方が良いと思いますが、

 

デイサービスの方も病院の付き添いまでは


しないそうで、

 

かわいそうですよね・・・。


 

翌週に予定を合わせて、

 

病院まで車でお連れすることになりました。

 

 

それまでに具合悪くなったら、

 

救急車を呼んでくださいね、


と念を押して・・・。

 

 

当日。

 

私の車の後部座席に乗るのに、


40cm位の段差が「高い」とのことで、

 

お尻を持ち上げたり、

 

脇を抱えたりしながらなんとか乗せて。

 

病院にお連れし、

 

待合室で一緒に待ち、

 

医師と対面して名刺も渡して来ました。

 

医師には、いつかご挨拶しなくてはいけないと


思っていたので

 

ちょうどよかったのです。

 

 

ところが、血糖値の数値が悪く

 

すぐに入院してください、とのこと。

 

 翌日以降はベッドも空くので

 

翌々日から入院することになりました。


 

薬局で一週間分の薬を処方してもらって

 

ご自宅へ帰りました。

 

 

 ...つづく