金刀比羅宮こと、こんぴらさんまいりへ
一泊二日の旅、二日目のメインは香川の金刀比羅宮(ことひらぐう)参拝。
金刀比羅宮は「こんぴらさん」と呼ばれています。
小学生のころ壷井栄の「二十四の瞳」が大好きでした。
文中の子供たちの修学旅行先として出てきた「こんぴらさん」、
一度行ってみたかったのです。
「こんぴらふねふね、おいてに帆たててシュラシュシュシュ」
ここしか知らない歌![]()
さて、琴電瓦町駅を午前8時発の琴平(ことひら)行きに乗り、9時琴平駅着。
瓦町では出勤・通学のために結構乗客がいましたがしばらく乗っていると
どんどん客が下車していき、後半は車内はガラガラ。
琴平線は高松市街から琴平町の金刀比羅宮(ことひらぐう)へほぼ一直線の線路です。
先頭車両に座っていたので運転席の前の景色が延々と遠くまで見えるので楽しかったです。
琴平駅のホーム。電車は京都の大学の宣伝のラッピングされてます。
琴電琴平駅。
さあ、いよいよこんぴらさんまいりに出発~
琴平駅からすぐの大宮橋の大鳥居。
身が引き締まります。
川を渡って参道へ。
しばらく歩くと階段が出てきます。
まだ9時台とあってお店は開いてないところがほとんど。
途中ところどころに竹の杖が100円で借りられます(無人のところもある)。
自分に合った長さや持ちやすいと思ったものを選びましょう。
登りでも助けられますが、疲れた時や私のように既に「お年頃」の人には下りで杖が役立ちます。
平らなところで選ぶと短いものを選びがち。下りは自分の立ち位置より下がった場所に杖をつくので、思ったより長いものでないと使いづらいです。
店員さんがいれば店員に尋ねてもよいですね。
大門。
ここまでで既に365段。
ここからが境内だそう。
金刀比羅宮にも御神馬がいらっしゃいました。
写真上下、別々の馬です。
暑くて大変そう。厩舎には扇風機が回っていました。
上が「白平(しろひら)号」、下が「光驥(こうき)号」というお名前です。
ガンガン上がりますよ~
日差しがきついのでなるべく木陰を選んで歩きます。
人が少ないのは暑すぎるからかも。
あと少しで御本宮。
は~やっと着いた~
御本宮、ここまで785段だそうです。
時間は午前10時。
金刀比羅宮は主として海を守る神なので、
海運関係の方が多く来るそうです。
途中の柱など寄進者の名前にも海運関係多かったです。
他にもご利益はいろいろあるそうですよ。
御本宮のすぐ横からの眺め。下に見える町から上がってきたのでかなり上がってきたことがわかります。
御本宮脇。
御本宮で戻ってもいいのだけれど、時間はまだあるし
せっかくなので奥社まで行くことに。
石畳の脇にいた蛇(へびが嫌いな人もいるので控え目写真で)。
びっくりしたけど、頭が丸いので毒蛇っぽくないと一安心。
蛇の方が私にびっくりして必死に逃げてました。
後で調べたらおそらくジムグリという無毒のへび。
見ることが少ない蛇なんだそうでわたしにとってはラッキーな出会い![]()
この蛇に出会う前にオオルリという青い羽がきれいな鳥にも出会えました。
神馬も拝めたし、いいことだらけです。
手前にもいくつか社殿がありました。
これが奥社手前の最後の長い階段です。
きっつ~
は~~~着きました!奥社・厳魂(いづたま)神社。
寄り道しつつ歩いて午前10時40分着。
海抜421メートル、1368段だそうです。
奥社横から下の町が見えます。さきほどの本宮より下の建物がちいさく見えます。
私、頑張った!
あとは下るのみ。
奥社から御本宮まで戻りました。これは本宮となりにある御別宮。
三穂津姫神という本宮の金刀比羅宮ご祭神大物主神の御后様をお祀りしているお社とのこと。
別宮の前にある御神馬の像。
こんぴらさん、馬多いです。
境内には他にも、
これとか
とか。
それから犬も。
こんぴらまいりを代参させた犬を「こんぴら狗」というそう。
確かお伊勢参りも「おかげ犬」というのがありました。
江戸時代は庶民の旅行がそうそう自由にできなかったために、
犬に人の代わりにお参りにいってもらったという話。
これ、犬がちゃんと目的地まで行って帰ってこれたらすごいことです。
道中周りの人のサポートがあったとしてもすごい![]()
ドキュメントの映像を観てみたかったなあ。
素敵なロードムービーになりそう![]()
![]()
御本宮から下ったところの旭社。立派です。
カフェ&レストラン「神椿」
本宮と大門の中ほどにあるところまで降りてきました。
自分にお疲れ様の休憩です。
境内内にある資生堂パーラーのお店「神椿」。
ふだんは一つのパフェを食べきれない私。
暑い中たくさん歩いてきたので「神椿パフェ」いただきます![]()
![]()
![]()
ご褒美になる味でした!
パフェの下敷きの紙。パフェの内容が説明されています。
右の絵の小鳥、ヤマガラが外のベランダにやってきます。
お店の方からひまわりの種をもらって
ベランダで手を出してじっといるとヤマガラが
やってきて手から食べてくれました![]()
(ひとりなので写真撮影は無理でした(;^_^A)
まだまだ上の方なのでどんどん下ります。
昼近くになり暑い!
石段の照り返しもきついです。
裏参道口にある日本画家の高橋由一館。
観てみたかったけど、時間的に見られなかった残念。
こんぴらうどん表参道店(こんぴら算額茶屋)
平らな表参道まで降りてきました。
時刻は12時半。
こちらはこんぴらうどん表参道店(こんぴら算額茶屋)。
香川最後の食事はうどんで締めます。
讃岐地ビールときつねぶっかけひやうどん。
お揚げが大きい!味染みで美味しい!
こちらのうどんも美味しかったです。
店内にかかっている大きな額、算額という絵馬でした。
江戸時代に和算の問題と解法を神仏に奉納する文化があったとのこと。
(お店のものは当時のもののレプリカ。)
それで算額茶屋という名前のお店なのですね。
和算の歴史も欧米の数学とは違うので調べるとおもしろいです。
表参道から歩いてJR琴平駅に1時半前に到着。
駅前から1時40分発のリムジンバスに乗り、
高松空港へ向かいました。
夕方4時過ぎのジェットスターで成田空港へ。
これにて香川の旅は終わりです。
飛行機の中から見えた瀬戸大橋
梅雨時期のはずが暑い暑い二日間になりました。
でも美味しいうどんに骨付鳥など食べるものに恵まれました!
子供のころ本で読んだ「こんぴらさま」にも参拝できたし、
いい旅になりました。
あ~それにしてもまだまだうどんの名店ある~
うどんのためだけでもまた香川に行きたくなる~~~
恐るべし、さぬきうどんの魅力![]()
おまけ 自分用覚書 今回の旅での主な出費、まとめ
ジェットスター 成田ー高松往復 12080円(席指定料含む)
高松パークホテル 一泊素泊まり 6200円
リムジンバス 高松空港-中新町 900円
さか枝うどん うどんと天ぷら 440円
栗林公園 入園料 500円
鯉餌やり 餌 100円
掬月亭 抹茶とお菓子 800円
上原屋本店 うどんと天ぷら 500円
路線バス 栗林公園前ー高松駅 200円
玉藻公園 入園料 200円
鯛餌やり 餌 100円
瓦町居酒屋 ビールと焼き鳥 830円
琴電 瓦町ー琴電屋島 270円
屋島シャトルバス 琴電屋島ー山上駅 200円
琴電 潟元ー瓦町 270円
骨付鳥「一鶴」 骨付鳥など 2552円
うどんバカ一代 うどんと天ぷら 690円
琴電 瓦町ー琴平 730円
貸杖 100円
カフェ神椿 神椿パフェ 1500円
こんぴらうどん うどんとビール 1630円
リムジンバス JR琴平駅前ー空港 2000円
合計 32792円
(お土産やその他雑費、自宅と成田までの往復の諸費除く)
飛行機旅のわりには5万円以下ですんだのでかなりコスパの良い旅でもありました![]()




























