このカテゴリーのトピックはエナからは不評ですが
ま、「本」の話題も今までに既に何回かUPしているので、
引き続き最近読んだ本を紹介したいと思います。
まずは、江国香織の 『デューク』
この本は、短編ですが、泣けに泣けてきます。
愛犬がいる家庭では是非是非、ご一読されることをお勧めします
ワンちゃんの素敵なお話なのに、足蹴にているシオンって・・・
読み終わるとほんわか涙すること間違いないです(泣)
『チーム・バチスタの栄光』や『ジェネラル・ルージュの凱旋』
の著者海堂尊著の『イノセント・ゲリラの祝祭』
相変わらずな、ディベート合戦は面白く、前作で登場した人物たちも
読中登場したり、病院内の実情(検死方法)に迫り、
知らない世界を教えてくれる白鳥・田口シリーズはとても読み応えがあります。
が、最後の説明(台詞)が山場なのですが、読み終えるとややぐったりします(苦)
なぜか、三島由紀夫を手にとってみた私・・・
右 : 『サド侯爵夫人』は残念ながら断念・・・(シナリオ)
左 : 『青の時代』
こちらは、旧字や言葉遣いが古くて難しいところもありましたが、
モデル(光クラブで一躍有名になった山崎晃嗣)を元に書かれており、
以前、山崎本人著『私は偽悪者』を読んでいたので ↓
回想しながら読み進めました。
もちろん、脚色もされているのですが、割とリアルで
主人公の心の闇がこの小説では丁寧に書かれていると思いました。
そして、『青の時代』でモデルになった本人、山崎晃嗣が書いた自伝
『私は偽悪者』はいわば、日記風。
この本を読むきっかけとなったのが、以前、特別番組で、
萩原聖人扮する山崎晃嗣を演じ、あまりにも衝撃的な最期、事件が
ノンフィクションだということに興味を持って書籍を読破しました。
最後、山崎氏は事業の失敗に26歳で青酸カリ自殺をするのですが、
克明に自分の状況を書き綴る再現には見ごたえがありました。
※ただし、『青の時代』では、主人公川崎に服毒自殺をさせず、
自殺を考えている心情だけが描かれています。
そして、東野圭吾といえば、もうベストセラー作家ということは
皆さんもご存知ですが、『聖女の救済』も大変読み応えがありました。
殺人逆転の発想・・・そして、ガリレオ先生登場、もちろん内海刑事も★
相変わらず、この人の頭の中はどうなっているのか。というくらい
事件自体も面白いですが、人物のかき分け方がとてもいいです。
ネタばれになるので細かい感想は書けませんのであしからず。
同じく、東野圭吾『超・殺人事件』ですが、ブラックなストーリーがワクワクさせました。
特に、「超理系殺人事件」の最後は、背筋が寒くなると同時に
なぜか「ホッ」とする私。読破した人で、同じような気持ちになった方は
たくさんいらっしゃると思うのですが・・・(笑)
何も考えず読みたい本リストベスト10にランクイン
東野圭吾は安心して読める作家であることは間違いないですね。
『告白』で一躍有名になった、湊かなえですが、
『贖罪』を読んでみようと思ったのは、『告白』の内容が過激だったので
他の作品も読んでみようかと興味が沸いたからです。
感想は、『告白』より面白かったし、TV化、映画化される題材だということ。
ストーリー展開はよくあるパターンの構成だったけれど、
内容は、『告白』より読みごたえがあって細部まで考察されていると思いました。
湊かなえの今までの作品、そして次の作品も読んでみたくなる
そんなストーリーでした。
『告白』は、娘を殺された女教師が犯人を追い詰め復讐するのだが
半分、あり得ないでしょ?という点がリアリティがない・・・というか
そこで反対にシラケてしまった感がある。
反対に、『贖罪』はどこかで聞いたことのある犯罪が凝縮されている感は
あるけれど、一つ一つの事件に理由があって、それがパズルのピースのように
うまく組み合わされたさまは、完成度が高いと思いました。
湊かなえの作品について、ほんの数行でもツラツラとコメントできるのは
面白い作家・面白い作品だからだといえるのではないでしょうか?
エナ、コミックばかり読んでないで、
そして、シオンパパ、DSばかりしていないで、たまには活字読んでみようよ~
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