お久しぶりになってしまったネットフリックスネタです。
年末にブログで掲載したペントハウス
物語最終章のシリーズ3が今月からネットフリックスにて配信されています
観るのは2回目ですが、複雑だった設定の理解が深まり、さらに面白く感じて沼ってしまっています
韓国ドラマの集大成ともいえる、愛情、憎悪、不倫、殺人、復讐、財閥、格差、学園もの、受験戦争、汚職、出生の秘密、双子、刑務所生活、薬物などなどすべてのドロドロ要素が詰まったドラマです
なんでもありのとんでもないカオスドラマなのに、何度でもシリーズ1から繰り返し見続けられるほどの大きな魅力がたくさん詰まっています
そこで登場する愛すべきキャラクターとともに、なぜこんなに面白いのか勝手気ままに綴っていきたいと思います...
まずは、相関図(シリーズ1)がこちらです。
シリーズ2以降でどんどん相関図が複雑になります
(※画像は公式サイトから拝借しています。)
ペントハウスを楽しむのに視聴者が捨てなければならないものがあります。
それは「正義感」です。
ペントハウス劇中に出てくる登場人物のほとんどが「強者」です。
「弱者」が正義となって生き残るという王道の展開はありません。
よって、「弱者」に感情移入をすると、辛くなる一方ですので、正義感は一切捨てて鑑賞することをお勧めします
そこで、すでに観た方もこれから観る方も「強者」目線で楽しめるポイントをお伝えします
ペントハウスの主、チュダンテ
最も金と権力を持ち、最もモテる男…なのに全然色気を感じません
利用できるものは徹底的に利用し、不要になったら躊躇なく殺す極悪人…なのになぜか嫌いになれません
いや、むしろ全キャラクターの中で一番愛着が沸き、チュダンテを見るのが楽しみになります
困ったときに出てくる「ヒャー」というため息と、予想外の展開になったときに出てくる「オ・ユニィ?」のセリフを聞くたびになぜか愛おしく感じてしまいます
ここまでの極悪人をユーモアたっぷりに演じるオム・ギジュン、最高です
シスターズでも悪役で登場しています!
ヒステリーソプラノ歌手、チョンソジン
最強の美貌と美声を持つ成功者…なのに全然羨ましいと思うことがありません
私欲のためにあらゆる人を騙す策士…なのに自分が騙されていること多々あります
世界で活躍するソプラノ歌手…なのに常にヒステリックに罵声、奇声を発し、全然声を大切にしていません
こちらもチュダンテと一緒で、嫌いになるどころか、不思議に愛着が沸くんです
心の声がそのまま表情と態度に出るので、どんなに意地汚いことをしようが、なぜか笑えてきます
演じるキムソヨンはこれまで悲劇のヒロイン役を演じることが多かったのですが、
こんな演技(というよりパフォーマンス)ができるのかととっても好感度があがりました
一番勝気な意地悪娘、チュソッキョン
クラスで一番のわがままで意地悪者…憎たらしさNo.1ですが、チョンソジンに匹敵する怒りのパフォーマンスが最高です
ズルといじめしかしない学校生活…確かに憎たらしいですが、スタイルも抜群な美貌にいつの間にか惚れ惚れしちゃいます
やっていることは最低極まりないですが、「酷い」とかそういう感情を超える演技(というよりパフォーマンス)に圧倒されます
この3人に共通しているのは、
自分が一番
心のままに行動する
手段を選ばない
支配してるつもりが、いつのまにか支配されてる
彼らのおかげで、このドロドロ極まりないテーマの物語が、壮大なコメディへと変身すると言っても過言ではありません
また彼ら以外にも、一人娘ジェニ想いのお調子者カンマリや、相関図にはない、1人で何役もするローガンもカオスを盛り上げてくれます
ぜひ、お気に入りの推しキャラクター見つけてみてくださ〜い
※しかし、こういうのはコンプラ的にかなりアウトに近いので、今の日本で同じようなのを制作するのはかなり無理があるような