トイレには、それはそれは恐ろしい

仏様がいるんやで~♪


禅宗(曹洞宗)のトイレには仏様が祀られています。

それが、


烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)


明王とは如来の化身として、人間界の煩悩や欲望が仏界に及ばないように聖なる炎で焼き尽くす。

また、仏教に従順でないものに対して、その恐ろしい形相で、民衆を畏怖させてでも帰依させ、教化する仏と言われています。

不動明王はとても有名ですよね。

昨年話題になった市川海老蔵さんが参拝される成田山のご本尊も不動明王だそうで。


殊にこの烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)は五大明王にも数えられ、古代インド神話における炎の神とされており、その聖なる炎でこの世の一切の汚れを焼き尽くす。

炎の力で不浄を清浄へと変える仏様と言われ、トイレを清浄な場所にするということで祀られるようになったようです。

また、トイレは悪霊の出入口といわれていたため、そのお清めとおいう意味もあるようです。


また烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)は胎内にいる女児を男児にする能力があるので、男児誕生を願う仏様、安産の仏様としても崇められております。

また金運の上昇、下半身の病気にも効くとか。


そういったところから、トイレをきれいにするとかわいい子が産まれるとか、美人になるということが言われるようになったんでしょうね。


禅宗(曹洞宗)のお寺にとってトイレはとても重要な場所です。

三黙道場とも呼ばれ、話をすることも禁じられております。

ただ用を足すだけではなくて、用を足すことによって身も心も清らかになるように願います。

用を足すことも重要な修行なんです。

ですからトイレはいつも綺麗にしているんです。


トイレには、それはそれは恐ろしい

仏さんがいるんです。


トイレを綺麗にするといいことがあるかも!?