今日はお釈迦さまのご命日です。


曹洞宗のお寺(他宗ではどうなのかわかりませんが…)では三仏忌といいまして、お釈迦さまの誕生日(4月8日)をお祝いする降誕会(ごうたんえ)、よく言われるところの花祭りと、お釈迦さまが一般的にお悟りを開かれたとされる成道会(じょうどうえ・12月8日)、そしてお釈迦さまがお亡くなりになった今日この日を涅槃会(ねはんえ)と称して法要を営んでおります。


私の勤めているお寺でも朝6時より涅槃会が営まれました。


お釈迦さまは現在のインドのクシナガラの沙羅双樹の木の下で、たくさんの弟子たちに見守られながら80年の生涯を閉じられた言われております。


しかし、お釈迦さまがお亡くなりになった後はどうしたらいいのか…


そこで救世主が現れます…といってもまだ現れてはいないのですが、お亡くなりになってから56億7千万年後に現れるのです。その仏さまが弥勒如来(菩薩)ミロクニョライさまです。


ご存知のかたもいらっしゃるでしょう。しかし56億7千万年後とは…。今がお釈迦さまがお亡くなりになってから約2500年ほどですから、弥勒如来さまが現前するまでにはあと…かなり後ですね。


でも心配はいりません。その間を任された仏さまがおります、それが皆様もご存知でしょう地蔵菩薩(お地蔵様)ジゾウボサツさまです。弥勒如来さまが現れるまでこの世の中を救ってくださる。


実はお地蔵さまはこのような使命を持ってこの世界に降り立たれたんです。


弥勒如来さまと地蔵菩薩さまについてはまた詳しくお話しましょう。。。


お釈迦さまに代わってその教えを世に広めていき、たくさんの人々を救っていく、それが我々僧侶にお釈迦さまから脈々と受け継がれてきた使命であります。


そのことは同時に我々がお地蔵さまの誓願を持っていることを意味するのでしょう。


そのことはもちろん僧侶だけではありません。生きとし生けるものが誰しも持っていなければいけないものでもあります。


一人一人がこの世の中を変えていく。

混沌とした世の中を変えるのは誰でもない、この自分なんだ。

自分自身が地蔵菩薩にならなければいけない…。


でも自分自身が地蔵菩薩なんだと思うときには、自分の中に地蔵菩薩は存在しない…


お釈迦さまのご命日にあたり、ふとこのような思いにふけりました。