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ややネタバレありますので
ご注意ください
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『おかあさんといっしょがつらかった』の感想
この作品は作者である
彩野たまこさんの経験を描いた作品です
教職者である父親
ピアノ教室を開いている母
優しい母方の祖父母
兄、弟という
普通に幸せそうな家庭に生まれました
でもそれは、あくまでも
外部から見た話
たまこさんが
お風呂掃除をしなかっただけで
「悪魔の子!」
「うちの子じゃない!」
などと母親から叩かれたり
絵で賞をとったときも
「人の目を気にして媚びた絵だ」
そう言って、冷たくあしらいます
母親は娘のたまこさん対し
「バカな女」という言葉を
よく使っていたそうです
最近はいかに自己肯定感を
育てていくのかが
子育てのキーワードとなっていますが
この母親がしていることは
それとは真逆に否定することしか
していませんでした
ところが
そんな母親が別人のように
優しくなる時があったそうです
日頃、辛く当たるのは
あなたのためだから
あなたを愛しているからだと
伝えられます
それを聞いた
小学生のたまこさんは
「こんなろくでもない子を
育ててくれてありがとう」
そう感謝していたそうです
まさにDVの典型ですよね
なお、この母親が
優しい態度に変わる時は
入信している新興宗教の
DVDを観た直後だったそうです
もうこの時点で
ヤバ過ぎてお腹いっぱいですが
重度の酒乱
けっこうな喫煙量
片付けられない虚言癖
自分の失態を娘に押し付ける
…という
かなり重症度の高い大人です
こんな母親ですが
ピアノ教師としての評判は良く
生徒(よその子)には優しく
丁寧に教えてあげていたそうです
家庭内のことは外部に見えづらく
それが常識だと思ってしまうので
その異常さに気が付くことが
難しいのかもしれません
こういう作品があるということを
当事者の子が
たまたま検索で知ることが
出来たらいいなと思いました
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