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昨日Xで、関係者による漏洩と思われる星組に関するpostがあり、ザワついていましたが…



星組だけではなく、花組、東京公演も対象として、公演日程の見直しが発表されました。

月組は、まだ友の会のチケットセールスが始まってないので、その前にスケジュールの変更があるかもしれません。


今回の件が起きる前に110周年のアニバーサリーイヤーとして、5組の公演ラインナップは早々に発表済、ある程度の日程も決まっていたので、今の段階で、「遺族側弁護士からの提言に基づいて」「過密スケジュールを見直す」劇団の「真摯な対応」のひとつだと思います。


仕方ないこととはいえ、楽しみにしていた観劇の予定があった方には、むごいお知らせですよね。


ですが、今回の事件をきっかけに明らかになった劇団内部の問題点のうち、デリケートな問題なのでなかなか簡単に解決することが出来ないパワハラと違い、数字である程度視覚化され客観的な見方が出来る労働環境の改善は生徒さんにとって早急な取り組みが必要だと、ファンも願っていたはずです。


星組はお正月、花組はトップコンビ卒業公演でチケットの当落が発表された後なので、よりショックが大きかったと思います。

販売済みの公演に関しては上演するべきとの声も多いですが、労基が2度入ったこともあり、劇団としてもファンからの批判を予測できたとしても、このタイミングでの発表になってしまったのではないかと思います。


とはいえ楽しみにしていた観劇、特に遠征等だと、チケット代は返ってきても交通費や宿泊費は返ってこない(プランによりキャンセル可能な期間の設定にもよりますが)

もう嫌だ!となるかもしれません。


人気でチケット難だった星組1789では、お稽古が止まっているという前情報があったにも関わらず予定通りに初日を上演。

ちょうど台風が来ていたこともあり、駆けつけたファンも大変な思いをされたと思いますが、翌日から長期の休演になり、後に株主総会で代役公演について議題に上がりました。


雪組は今回の件の直後に公演が予定されていたため、公演自体の是非を問う声もありました。

理由は公表されていませんが結果として、初日が大幅に後ろ倒しになり、途中中止期間もあって2週間足らずの公演期間、12回の上演になりました。


どのタイミングでも、上演予定の公演が中止になってしまうことはとても残念でやるせない気持ちになります。


雪組大劇場の中止期間のお知らせの文言に、「安全上の」とあり、初日の厳戒態勢はマスコミ向けだと呑気に思っていた私は、世論に訴えて事件に関心を持つ人が増えると、こういった事件性の不安も増えるんだなと初めて怖くなりました。(はい、お花畑は自覚しています)


劇団内で仲間にかなしいことが起こり、傷付いたり、苦しんでいるであろう生徒さん達に、脅迫などの攻撃的な恐怖まで感じさせてしまっているのかと思うと、心配です。


今回のように今後も、劇団が示す改善案が必ずしもファンにとって嬉しいものでは無いかもしれませんが、このように大きな問題になってしまっている以上、仕方ないことなのかもしれません。


そうやって痛みを伴う改革のひとつひとつが遺族側代理人や世論に受け入れられ、生徒さんが安心して芸事に専念でき、宝塚が生徒にとってもファンにとっても夢を見ることが出来る世界になればいいなと思っています。