初日は無事に開幕できたことの喜びと、友会から恵まれた自分史上最高のお席に座ったおかげで、普段から働かない頭がさらに回らなくなってしまいましたが…
1日挟んで昨日、マチソワして来て、言いたいことがたくさんあるので語らせてください!
まずはじめに、野口幸作先生!
ありがとうございます!!!
以下ネタバレです。
ACT1
とっても美しい幕のデザイン、開演が近づくと潮騒が聴こえてさらにワクワクです!
そしてまずは出航を告げる彩風咲奈さんブルームのアナウンス
幕が上がると、なんとか中心はブルーのドレスの音彩唯ちゃんティティス
海の精らしき娘役たちを従えて美声を響かせます。
この場面、専科の美穂圭子さん仕様なので上級生の野々花ひまりさんや杏野このみさんよりも高い位置にいるはばまいちゃんにびっくり!!
美しい月の女神セレネの朝月希和さん、クールな表情が人外感を印象付けるアポロン朝美絢さんと共に神々しく登場して、踊ります。
この振付もすごく素敵です
神様たちが捌け、満を持して咲ちゃん登場はロック調のかっこいいナンバー✨✨
ジョニデ風の海賊衣装が似合うことは画像からも分かっていたけど、曲がつくことでさらにテンションがあがります💖💖
ついに楽曲になった『どっせいODYSSEY』は、海賊たちの陽気なナンバーで、一緒に歌いたくなるような耳に残るかけ声が楽しいです!
今も脳内で、どっせい!おーでっせい!!とこだましてます😆😆
神様たちも舞台に戻り、全員揃ってあの、フラッグを使っての振付が( ・ᴗ・ )⚐⚑
昨日はソワレが阪急交通社の貸切公演で、フラッグなんて持ってない、ましてや振付講座で予習なんてされてないかも…と思いきや…
1階席後方から見た感じ、かなりのフラッグ率、そして振付もみなさんほぼ完璧(๑•̀ㅂ•́)و✧
あ、でも実際やってみると、難しいようで意外とできる気がしますのでこれからご観劇の方もご安心ください!
初日はどこで入れていいのか迷いがあった拍手も結構揃ってきていました!
手拍子はずっとやってていいのかちょっと迷うところですが、発声ができない今、楽しんでるよ!というのを客席から伝える手段としてはこれしかないから…というのはありますね。
野口先生と言えばの自己紹介ソングなんて、歌詞を聞きたいから、手拍子どうかな…でも、ないとさびしいかな?みたいな
1幕、2幕合わせて2時間45分(休憩30分)と2本立てと同じような上演時間です。
お芝居の要素もあるショーということで、解説にもあるように、カリブ海で消息をたった海賊船、その船長ブルームをセレネとアポロンが誘う…というテーマがあり、各地を巡る世界旅行なんですが、人間の姿で現れるセレネにブルームが惹かれたり、時には仲間になったアポロンが一緒に踊っていたり…と解釈好きな私にはめちゃくちゃ楽しめる内容です!
どっせいODYSSEYがはけたあと、咲ちゃんが「朝美〜!!」と声をかけ、白い海賊服を着た朝美さんが登場する場面、ちょっとコミカルにディズニー風ですごく好き
ブルームを気に入って人間の姿になったアポロンが、しばし人間ライフを楽しんでるのかな?と思います。
その後のNYではめちゃめちゃイイオンナの希和ちゃん(セレネ)が現れてみんなを虜にしますが、やっぱりセレネも人間ライフを楽しんでる
NY、中国、スペイン(カルメン)、アラビア(シンドバッド)と巡る中で、咲ちゃんは(ブルーム)、希和ちゃんは(セレネ)、朝美さんは(アポロン)と役名につけてあるので、旅をするブルームを姿を変えてときにはそばで見守り、共に旅をしたりしているという設定のよう。
朝美さんは中国の美男(アポロン)場面で、ファン大喜びの長髪に中華の美しい衣装で優雅に歌い踊りとても眼福です
龍風夢を歌う声に、次回作『蒼穹の昴』での京劇場面を想像、期待してしまう…
この場面、1月の公演では綾凰華さんがお相手の美女を務めてくれる予定だったんですが、残念ながら卒業されてしまい…
今公演では眞ノ宮るいくんが美女役に抜擢されています。
タカラヅカニュースのるいともトークでは、強火な朝美担発言が面白かった名も無き童が、美女としてお相手に…よかったね、はいちゃん、と思いながら見ています。
次の場面のカルメン縣千さんもですが、キャストが変わったことにより、新キャストでの新しい場面が作られるのかな?と思いましたがそうではなく、和希そらさんの場面をあがちん、あやなの場面をはいちゃん、という感じになっていたようです。
路線男役に女装場面を作るのは、人によってはアリかなと思いますが、これは元々そらくん、あやなを想定して作られていた場面だから…とちょっと感じました。
特にあがちんのカルメン…😅すごく強そう!
本場スペインの女性はむしろこんな感じなのかもしれませんが!
娘役さんにもこういういい場面での相手役をやらせてあげたらいいのにな、とも、ちょっと思いました。
まぁこれは、演出家の先生によって考え方が違いますよね。
歌もダンスもいける聖海由侑くん、花束ゆめちゃんのNYの歌手や、最近、抜擢が少なくてちょっと残念に感じている有栖妃華ちゃんがアラビアのカゲソロでしっかり抜擢に応えていて、こういう素敵な実力を持っている生徒がもっといい役付きで使ってもらえるといいなと思います。
ACT1のラストはさききわと言えばの、みんな大好き「海の見える街」オマージュ。
前の場面から暗転して、ガラッと雰囲気を変え、アポロン朝美さんがピンスポを浴びて登場、さながらランウェイを歩くかのような、神々しい、俺神!の姿…
そこにマスタードイエローのスーツ姿の男役が加わります。
ここは組子がグループごとに登場してははけていったり、フォーメーションが変わったりととても楽しくて、三井先生の振付がかっこよくて好き!!!
SVの元祖場面では、望海風斗さん、彩凪翔さんと別場面に出ていたため不在だった朝美さんも、神様からいったんはけたあとスーツに着替えて参加していて、それもすごくすごく嬉しかったです😊💖
そして、ACT2…!!
1幕が1時間5分でしたが、2幕はさらに楽しすぎて、体感5秒の1時間10分でした
ここも音彩唯ちゃんのティティスから始まり、イタリア、ウイーン、日本、ブラジル、フランス、カリブ海からタカラヅカへと旅が続きます。
イタリアのカンツォーネ、ブラジルのクンバンチェロにキサスキサスキサスなんてもう、世界というか、The宝塚!!という感じで、なんだかタカラヅカスペシャルを観ているような気分になります
日本では、噂のアイドル(笑)SFBこと雪祭男子(Snow Festival Boys)がもう、思ってた以上のかっこよさで
それぞれメンバーカラーの水引みたいな紐の飾りのついた、学ラン風の衣装で、振付もめちゃくちゃカッコよくて!!!
ちなみにここも引き続きほかの場面同様、朝美さんは(アポロン)なので、テーマは俺、神!らしい…
赤い紐を手首から指に巻き付けてて、それもまためちゃくちゃセクシーでかっこよかった…😍😍😍
ほんとにかっこいいので、CDデビューして音楽番組に出演して欲しいです
それに、ウィーンではとってもロマンティックな場面が…
さききわ〜💖💖💖💖💖朝美さん〜✨✨✨✨✨✨ってなります!!
フランスは美男の名優ジェラールフィリップの作品と咲ちゃんを重ねて作った場面。
「悪魔の美しさ」ではメフィストフェレスに扮する、まさに悪魔の美しさの朝美さんと咲ちゃんのドキドキする場面があり幸せでした。
そうそう、リオではラエスメラルダの衣装での登場もあり、雪組としてはさらに胸熱ですね!!
この旅の終わりには、宝塚へと帰ってくるんですが、日記の映像がSVを連想させ、シルクハットにステッキ、黒燕尾の男役に、ロングのシンプルでクラシカルなドレスの娘役、羽根扇とモンパリ95周年ということもあってのとっても夢夢しくて素敵な場面でした
そしてなんと言っても、ラストのデュエットダンス…
2幕はテーマが「Color of the Wind」で、映画『ポカホンタス』から同名の楽曲が幕開きに音彩唯さんで歌われるんですが(日本語歌詞)、締めくくりのデュエダンでも、この楽曲が使われるんですよ。
その、カゲソロを…
朝美さんが担当されてるんですよ…!!!
しかも、美しい英語で、情感のこもった歌唱がとーーーっても素晴らしいんですよ…!!!
もう、踊るさききわに、歌声で2人を包む朝美さん…
感動で、胸がいっぱいでした😭😭😭
次回の本公演『蒼穹の昴』で卒業される希和ちゃん…
今の、さききわの雪組でのショーはもう、今回が見納めとは、本当に残念です…
やっぱりお似合いの2人が大好きだから、ずっと一緒にいて欲しかった…
ウィーンでも結婚式のような場面で2人が踊り、朝美さんが歌うところがあってそこも素敵なんですが、本当にこのトリデンテが大好きすぎて、さききわが好きすぎて、もっともっと見ていたかったです。
卒業の決意はとても神聖なもので、ファンだからといって、むしろだからこそ、憶測や希望を生徒さんに押し付けるようなことは言いたくないといつも気をつけるようにしてるんですが…
辞めないで!!希和ちゃん!!!
っと、どうしても叫びたい!
永遠に変わらないものはなく、だからこそ尊いのだと、美しく幸せな、『ODYSSEY』という素晴らしい公演を見て、あらためて思いました。
どうか、この素晴らしい作品が、無事に千秋楽を迎えられますよう、作品の映像が形になって残りますよう心から、強く強く祈っています!!