4月から、言語聴覚士さんとのマンツーマンの療育が始まりました。
しばらく月1サイクルで受ける予定です。
初回は、親へのヒアリングと長男の様子観察がメインでした。
先生(言語聴覚士さん):
お子さんのどんなところが気になりますか?
私:
会話が一方的なところが気になります。
話の流れを気にせず、頭に思い浮かんだことをそのまま喋ってしまうことが多くて・・・
しかも、主語がなかったり、話題も脈絡なくころころ変わったりするので、何の話をしているのか分かりづらいんです。
あと、会話や挨拶の際に、相手の目を見ることができません。家族は大丈夫なんですが。
心理士の先生は、視線を合わせるのが怖いのだろうから、無理させる必要はないと仰っていましたが・・・
それと、自分が知っていることはベラベラよく喋るんですけど、情緒的な会話が少ない気がしていて。
気持ちを言葉にするのは苦手なようです。どう思う?という質問には、「分からない」と答えることが多いです。
先生:
なるほど、課題の整理はできているのね。
話の中身がころころ変わるのは、転換ことばを使えると、だいぶ聞き手の印象は変わるけどね。
「ところで」とか「そういえば」とか。
根本的な解決ではないけれど、まずは、こういった言葉を使えるように練習していきましょう。で、自分の言いたいことを言った後は、もとの話題に戻すように教えていきましょう。
相手の目を見るのは、慣れの部分もあるけどね・・・
相手が聞いてもいないのに、知っていることをあれこれ話すのは、こういうタイプのお子さんだと(どういうタイプなんだろう、と思ったけど聞けず・・・)よくありますね。
周りの子へ、先生のように指示を出したりもするわね。(正にそのとおり!)
ちなみに、援助要求はできそうですか?
例えば、迷子になった時に、誰か大人にSOSを出せるかしら。
私:
迷子の場合は・・・たぶん大丈夫だと思います。前に、広い公園で親を見失ったときに、管理室へ行こうとしていたので。
ただ、保育園では、~をしたいとか先生に言えないことが多くて。
気持ちの面の要求は出せない気がします。
先生:
分かりました。
それでは、今日のお話を踏まえて個別支援計画を立てますね。
ヒアリングの後は、先生と長男の2人で、いくつか療育遊びをしました。
その中で、長男の反応が1番印象的だったのは、キャッチボール。
お互いニックネームを決めて、ボールをパス
するときに相手のニックネームを呼ぼう、というルールだったのですが、長男は自分のニックネームを決められませんでした。
先生が、私は○○にするね、とお手本を見せてくれて、何でもいいんだよ、遊んでいる間だけの呼び方で、長男くんのお名前が変わるわけじゃないのよ、と丁寧に説明もしてくれたのですが、
「なにがいいかわかんない」
「先生が決めて」
と困った顔で繰り返す長男。
10分くらい経っても答えられず、結局先生が呼び方を決めました。決まった瞬間、長男はほっとしたような安堵の表情を見せていました。
何でもいいから決めればいいのよそんなに悩むこと~??
でも、長男としては逆で、「何でもいい」からこそ決められないんだろうと思います。論理的な決定打がないから。難儀な性格ー
テキトー人間な母から生まれたとは思えない!
昨年半ばから、長男のコミュニケーション能力に疑問を持ち始め、発達センターへ相談すること半年、やっと言語療育をスタートすることができ した。
月1という限定的な機会だけれど、専門家の指導を受けられるのは本当にありがたいです。
これを機に、少しでも成長していってくれたらと思います。
母は仕事のやりくりを頑張ります