12月の学会では、方法論的なことも含め否定的なコメントが多かったです。
てんかんの可能性があったりするのに患者さんの脳波測ってなんなんや!
とか
脳波語るなら生データ出しなさい
とか
結論ありきの考察すんな
とかね
私、機械とか法律とか経済とか、難しいことわからんから
目の前の人の幸せを考える仕事にしようと思って医療職選んだから、
しかも物理わかんないわと思って生物選択にしたから、
解析勉強せいと言われ数式の解説をされてもわからんわけですよ
(せめて物理やっとけばよかった…波の勉強…コサイン波とは…。)
先行研究がそうやってるからそうやってみてるし、
解析方法はわかんないから委託してるし、
どうなんと言われてもそうですよね、とは思うのです。
強く自分の研究信じられない。
でも、臨床の現場に立っていて、
現症に苦しむ患者さんのお話を聞いて、生活をみていて、
そのことを甘えなんじゃないかと捉えている患者さん自身を見ていて、
あー、この人の頭の中って今どうなってるんやろう、定量化できたらいいのになぁって思ったのです。
ただそれだけ。
否定的な意見も分かるし、一生懸命まとめたものを否定されてつらいけど、
芯に信念があるから、頑張れた。
私の研究に協力してくれる先生や先輩がいたから、進めてこれた。
1月、どんなことを質問されるかと思ってドキドキしていた論文発表会で、
他分野の先生から「発展性のある研究ですごく面白いと思った。是非これからも続けて」とめちゃくちゃ背中を押され、
学部生のとき卒論指導してくれた先生(「あんた、ほんとにバカ。」と毎回罵倒されていたのでとても印象深い)から、指導教員宛に「成長が感じられてすごく嬉しかった。元気の出る研究報告をありがとうございます」とメールが入っていたらしく、
もう私の心が溶けました。
続けててよかったんだーと。
これからはもっと厳しいフィールドで戦うから、きっとこれからも同じように、叩かれたり、つめられたり、いろいろあるだろうけど、
成果を出せれば意義深いから大丈夫、
弱音を吐いてすぐにくじけてしまいそうな自分のもう一つの支えになってくれる、
よし、博士でも頑張るか、という気になれたのでした。
だから、これからもしまた研究を始めるときは
私はやっぱり、特定の患者さんの顔が浮かんでないとだめだ。
それと同業者の肯定的なフィードバックもある程度ないとだめだ。
作業がうまくない作業療法士の私は、
これからもなんらか、臨床と基礎をつなぐような、
海外と国内をつなぐような、
そんな立ち位置で仕事ができたらいいなぁと思っています。
そのための博士課程。
春から
それまでは、
やりたいことやって、今を満喫しますー!小休止!