あれから2年 | Precious days

Precious days

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東日本大震災から丸2年。

私は、里帰り出産のため
千葉の実家に帰省しているときに
地震に遭遇しました。

そのときの様子や思いは、
当時寄稿していた北海道新聞のコラムに
一度だけ書いたことがあります。
ただ、自分のなかで整理がつかなかったので
これまでラジオで話すことはなかったのですが、
先日、FMノースウェーブの生放送の番組
『Precious!』で初めてお話させてもらいました。

実家のある千葉は、
沿岸部は津波、都市部は液状化現象の
被害に見舞われました。

あの日、私は両親と一緒に
避難所で一夜を過ごしたのですが、
臨月で大きくせり出したお腹を見た
行政の方が気遣ってくれて、
私ともう一人の妊婦さん、
その家族だけが
特別に畳のお部屋を使わせてもらい、
激しい揺れに不安を感じながらも
暖かい場所で過ごすことができました。


あの日から2年。

今日一日、あの時起きたこと、
避難所で父母と話したこと、
人から受けた厚意を何度も思い返しました。

鹿島千穂 オフィシャルブログ

その後、無事に生まれてきてくれた娘の成長が
私にとっては、あの日から過ぎた年月と重なります。

「子供は未来」という言葉を、今日何度か耳にしました。
生きる力って本当に強い。
そばで娘を見ていて、眩しく思える瞬間があります。

この力が、未来を創る原動力になることを信じて。