こんばんは![]()
『ずるい聞き方』の著者で
記者の山田千穂です!
前ブログで最後に触れた、
実父に約20年近くぶりに会ったことを
こちらに綴りたいと思います~~![]()
夫が、ことあるごとに
「お父さんに会ってみたい」
と言っており、、、
(喧嘩のときに「自由奔放すぎる」とか
「ワガママだ」と言われ「親の顔が見てみたい」
みたいな流れで頻出してました。笑
母は私とは真逆の性格なので、、)
で、「じゃあ会ってみたら」と言ったら、
「どうやったら会える?」と聞かれたので、
携帯番号を伝えました。
不思議なもので父親の携帯番号、
ずっと忘れずに覚えているんです。
夫は「本当に合ってる?」と半信半疑ながら、
その場で伝えた番号を打ち込みコール。
本当に繋がって、
ものすごく驚いていました![]()
夫は、簡単に自己紹介をし、
父に会いたい旨を伝え
後日、焼肉店で会う約束をしていました。
(元々、私は行かない予定でした)
父に会うと
「連絡をくれてありがとう」と
夫へ感謝の言葉をまず述べたようです。
そして、目を潤ませながら、私の現状を問い、
「死ぬまでに一度だけでも千穂に会いたい」
と話されたようで。
「こんなことがあるかも、と思い、
古い携帯を解約できずにいた。
たまたま自宅にいたから電話に出られた」と。
この時点で、私が話していた父の印象と
(自由人、子ども嫌い、女遊びばかりしてる)
あまりにかけ離れていて、
夫はかなり戸惑ったそう![]()
そんな中、会う気がなかった私も
やっぱり気になり、その日、
仕事終わりに夫に電話をしました。
「どんな感じ?
私がトンデモ人間な理由
父親見て納得できた?」
と聞くて、
「それがちょっと、想像と様子が違う」
「『悪いことした』とかなり反省してる」
「私の話をすると泣いちゃう」
と言うので、
さらに気になり、
結局、私もお店に向かうことに。
私が来ることを父に伝えた途端、父は
「身支度を整えてくる」と席を立って
お手洗いに行ったよう。
(夫いわく、
「でもさ、お手洗いから戻ってきたお父さん
何も変わってなくて、何してたのかな」と。笑)
で、私は到着して
フツーに「久しぶりだね、お元気?」
と父と会いましたよ。
夫は感動の対面みたいなのを
想像していたらしいけど。
色々思うと、複雑な気持ちでね。
感動とかじゃないのよね![]()
とりあえず、腹ペコだったので、
和やかにご飯をてんこ盛りで食べて。
和やかではあるけど、気持ちは伝えました。
「あなたのせいで辛い幼少期だった。
母と祖父母のおかげで、それなりに育った。
でも、道をどう外れてもおかしくない
状況だった。母には誠心誠意、感謝をして」と。
「○○(母)には本当に感謝してる。
じいちゃん、ばあちゃんにも」と。
ずいぶん、殊勝な態度でビックリしました。
あんなに勝ち気で
「子どもなんかどうでもいい」という人が。
歳を重ねたからなのかなぁ。丸くなっていたな
(心だけじゃなくて、体も
)
「また、たまに飲もう」
と言われたけれど、
長年離れていた父に会ったあとの関係って
難しいなぁ~~と思います。
家族だけど、家族ではない人との
今後の距離感、考えていました。
母と、母の事実婚の男性Nさんと、私の娘たち
みんなの気持ちを考えると。
気軽に会おうという気持ちにはなれない。
私が母の立場なら、
子どもたちを置いて、
女性と勝手に同棲をしていた元夫が、
大人になった娘と仲良くしているのは、
いいとこ取りしてるようで
嫌な気持ちになるのでは?と思うし。
(母は「父だし会っていいのよ」と言うけれど、
心の奥底を思うと全く気持ちが進まない)
母と交際して20数年かな?の
Nさんも、実父と会ったなんて知ったら
喜ばしいことではないはずだし。
娘たちも、Nさんを
本当のじーじだと思っていて、
それ以外の何者でもないから。
会わせても混乱させちゃうなぁ~~と。
万が一、私の父だと言わずに
会わせたところで、
長女はハッキリしているから
「あのおじさん誰?
早く帰りたいんだけど」と
即効で言葉にすることが想像できるので![]()
実父も、結果イヤな気持ちになる、、、
流れる月日で出来上がった
家族の枠組みに、簡単に入れられない。
だから、今のところ、色々考えて、
次は実父が亡くなるまで会わないでいいかな~
という気持ちでいます。
色んな家庭に触れる機会があって。
同様の環境下で独り身の父が認知症になり
急に施設から「娘さんですよね?」と
いきなり連絡がきて、無碍にできなかった、
色々面倒見てあげたケースも知っているけれど。
家族を捨てた父に対して、
疎ましい気持ちが0ではない、、、
今ある家族以上に大切になんてできないし、
最終的に独り身で辛い思いをしても
自業自得なのでは?
という気持ちがあります。
たまたま、仕事で、取材で
さまざま見てきたけど。
人間って、自分にやったことは
必ず返ってくるので。
これは、自分自身に対してではなく、
まわりの一番大切な人、場合によっては
子どもや孫に降りかかるケースもあって。
「孫がああなったのは、私のせいかも」とか
「一番大切な妻が私の身代わりで逝った」とか。
たくさん聞いてきました。
もちろん、全てを見てきたわけではないので
どのくらい正しいかはわからないけれど。
誰かを傷つけた上での幸せは、
無傷では成り立たないなぁ~~と
聞きながらいつも思っていました。
それは、父を奪った愛人を
自分の目で、小学生のころから
見てきたことも大きく影響しています![]()
(父の愛人のしのぶさんは、
父と再婚し、数年で結局離婚。その後、
別の男性と再婚するもかなり苦労している)
だから、
無自覚で他者を傷つけてしまうこと含め、
人を傷つけないように、
最大限気をつけています。
(でも、これ本当に難しい![]()
そして、家族だけには無茶を言うし、
奔放な言動を受け入れてもらっていて、
悪いなぁ~~と思っています)
離婚は増える一方で、
複雑な家庭が増えていて、
長年離れていた親、、
死に際に連絡くる問題、
これから増加するだろうな。
死に際ならいいけれど、
認知症なら介護や施設の手配など
お願いされることもあります。
みなさんなら、どうしますか?
(ひっそりメッセージでもお待ちしてます)
私は、いまある家族のかたちを
大切に維持することが大先決で、
突き放すだろうという気持ちと、
やっぱり親だしな、と
やれることは、やるのかな
という思いがあります![]()
「お父さんに会ってよかった?」
と夫に聞かれて、
「自分が辛かったことと、母へ感謝するように
と父に伝えられたのはよかったな」と
伝えました。
夫は、
「お父さんとたまに飲みに行きたい。
○○(私)と話している感覚に近い。
ラクだし楽しい」と言っていて。
一緒に過ごした時間は、ほとんどないのに。
遺伝って、コワ~イと思いました![]()
許していないわけではないけれど、
母の苦労を思うと、
実父を簡単に許容してはダメな気がしていて。
長年離れた親子が会う場面の
感動ストーリーみたいなのを
よく見ますが、
その後、、、っていう所が
なかなか触れられることがないので。
(複雑で悩むかたも多いのでは)
私なりの気持ちを綴ってみました![]()
![]()
最後に。
先日飲んだ赤ワイン。
お酒が好きだ~~![]()
![]()
父も、死ぬほど飲んでいた~~
母も飲んべえだし、
私がお酒嫌いなワケないよなあ。笑
父とのこと、少しわかる記事を
以下にのせておきます↓
いろんなご家庭がありますが、
みなさまそれぞれの幸せを願って。
ではまた![]()
山田千穂



