安倍総理は、経済政策を打ち出しその政策の総称がアベノミクスと呼ばれるようになりました。

では、アベノミクスが鳥取県に対して及ぼした効果は

何だったのでしょうか?

 

日本全体では、株価も大幅に上昇し、

企業所得も増加、雇用も改善するなどの成果を挙げました。

したがって、安倍内閣で実施した政策は必要であったには

違いませんが、その効果のほとんどは

金融政策によるものだったといえます。

 

では、アベノミクスが鳥取県に対して及ぼした効果は

何だったのでしょうか?

 

これについては特にないと言わざるをえません。

まず、下の鳥取県の

「公共事業の最終予算額推移」を見てください。

 

 

平成10年度に1658億円あった公共事業予算は平成28年度には648億円

ピーク時よりも1000億円も減少しています。

 

鳥取県は、皆さんもご存知のように日本で一番人口の少ない

県で、古くから公共事業に依存しながら少しずつ発展してきた

という産業構造なのです。

都会のように民間企業が強い地域では、公共事業が

少なくてもやっていけるところは沢山あるでしょう。

しかし、鳥取県においては

「アベノミクスの金融政策で資金の動きが

活発になっているから自由に競争してね」

などと言われても仕事自体が急に増えるわけはないのです。

 

その結果、平成26年度(直近)の内閣府調査において、

鳥取県の総所得ワースト1です。

一人当たり県民所得は233万円です。

 

しかも、鳥取県の平成26年度(直近)の調査によると、

鳥取県の民間法人所得個人企業所得

大きく減っています。

これは翌年以降の皆さんの給料に跳ね返ってくる

可能性があるのです。

調査から3年後の現在、皆さんの給料はどうなりましたか?

 

このように、

アベノミクスの効果は鳥取県には

ほとんどないものと思われます。

では、鳥取選出の議員は何をしていたのでしょうか?

例えば、公共工事一つとってみても、

上の図の減少傾向を見る限り、

鳥取県のための活動を積極的に行っていたとは思えないのです。

予算の上限は最初からほとんど決まっているでしょうから

その奪い合いになるのでしょうが、鳥取県選出議員は

負けたか/何もしなかったかのどちらかなのでしょう。

 

このように、鳥取県の国会議員が自民党議員のみから

選出されていることに疑問を抱いています。

次回は、鳥取県の声を国に伝えるために、

鳥取県の議員を増やす方法について考えてみたいと思います。

 

①鳥取県の過去20年に及ぶ公共事業の減少、②比例による敗者復活当選、③自民党一強支配の弊害、④解散総選挙の意義について問います。」

 

 鳥取県の現状打破!のため、

鳥取2区から衆議院議員を2名誕生させましょう!!!