こんばんは。

豊明市議会議員

堀内ちほ です。


子猫のミルクシッターとして、
小さな小さな…
手のひらにのるほどの
小さな子猫2匹を
お預かりして約1ヶ月…


預かってきたばかりの頃は、
3時間ごとに授乳…
夜中も毎夜がんばりました!


まだ、オシッコもウンチも
1人では出来なくて…
陰部に刺激を与えて、
排泄をさせていました。


子猫の成長は早く、
ミルクから離乳食へ…
離乳食から、少し水分を含ませた
カリカリ(ドライフード)や、
おやつ等…


あっと言う間に、
ごはんや、おやつにも
好き嫌いが出てきて。


『この子は、マグロ系が好き』
『この子は、ゼリーより液状が好き』
などなど…


買い物に出かけるたびに、
日に日に、
ごはんや、おやつの種類が
増えていきました。


2匹とも排泄は、
すぐに砂でする事を覚えてくれました。


日に日に出来ることが多くなり、
何度、この子猫たちを
誉めたことでしょう…


子猫たちも誉められることはわかるようで、
『おっこーちゃんね!(お利口さん)』と
誉めると、ゴロゴロ ゴロゴロと
喉を鳴らして喜びを全身で表していました。


反対に、
イタズラばかりして叱られると、
いっちょまえに猫パンチをして、
横飛び(やんのかポーズ)をしたり…


2匹は、毎日、私たち家族を
笑わせてくれました。


キジトラ柄の『みゅうみゅう』は、
保護された時から猫ウイルスのため、
目は、目やにでヒチャヒチャにくっつき、
鼻もつまり、
かわいそうな呼吸をしていて、
毎日、嫌がる目薬治療を行っていました。


『白黒』柄の『ちっち』は、
『みゅうみゅう』とのプロレス中に
『みゅうみゅう』に噛まれ(推察)、


右足がポンポンに腫れ上がり…
歩けなくなりました。


診断は、『腱まで傷ついていたら…
障害が残るかもしれません…』と。


抗生物質の薬を飲ませ、
歩くリハビリをしました。


『ちっち』は、
先週から、首が左側に傾き、
首の引きつりが起こりました。
すぐに病院へ連れて行くと…
『多分…確定ではないけれど…
伝染性猫腹膜炎ドライだと考えられます』
と言われました。


待合所で待つ間、ネットで
伝染性猫腹膜炎ドライを調べると…
涙が溢れました…
治療をしなければ、99,9%の致死率。


獣医師からも、
『里親さんに渡すより、
このまま堀内さんの元で暮らす方が、
この子(ちっち)にとっては、
幸せな気がします。
治療をすれば、治る確率の高い病気です。
頑張りましょう!』と言われました。


病気だと思うと、愛しさが募ります…
どうして?
どうしてこんな小さな子が?
どうしてこんなかわいい良い子が?


『ちっち』の飼い主として、
『ちっち』が虹の橋へと旅立つ日まで、
大切に育てようと覚悟を決めた夜でした。


『ちっち』と『みゅうみゅう』の
里親さん希望は、60代のご夫婦と、
30代のご夫婦。
親子さんです。


『みゅうみゅう』は、
30代のご夫婦の元へ
もらわれる事になっていました。


『みゅうみゅう』をもらわれる今日、
『ちっち』を引き取りたいと言われる
ご夫婦も一緒に来訪されました。


『ちっち』の現状、病名、
治療には通院も治療費も必要なこと…
獣医師からの言葉すべても伝えました。


『そんな病気の猫なら要らないわ!』と、
言ってもらえるように…
お断りされるように…
本当のことを伝えましたが…


『大切に育てます』と、
言ってもらえたのです。
60代のご夫婦のお人柄は、
十分わかっています。
犬も猫も大好きな優しいご夫妻です。


『ちっち』を手放したくなくて、
往生際悪く、あの手この手と、
最悪の事態になることも
言ってはみましたが…


『ちっち』を『かわいい』『かわいい』と
抱いてくれる姿を見ていて、
『ちっち』の抱かれる姿を見ていて、
新しいキャリーを購入して、
『ちっち』を迎えに
来て下さったことを思うと…
手放すこととしました。
もともと、里親さんの猫なのですから…


あとは、もう…
母も私も泣きの涙…
号泣です。


猫嫌いなオッサン(父)だけが
笑顔でお別れをしました。


真新しキャリーの中で、
不安そうに見上げる『ちっち』。


『みゅうみゅう』は、
95歳のババちゃんが何ヵ月も
着ていたフリースに包まれ、
リラックスしていましたが、
いざ、出発となったら鳴き始め…


最後に、もう1度
『ちっち』を抱かせてもらいました。



幸せに…
幸せに…
『ちっち』の猫生の時間は、
普通の猫より短いかもしれないけど。
新しいお家で、2匹の先住猫さんと
仲良く暮らしてほしいと思います。


新しい家族に迎え入れて頂けた時に、
新しい名前に慣れるように…
なるべく『ちっち』と、
『みゅうみゅう』の名前は、
呼ばないようにしていました。


『ちっち』も『みゅうみゅう』も、
とにかく抱っこが大好きで、
甘えん坊でした。


今も『ちっちは寂しがっていないかしら?』
『みゅうみゅうは、いじけて小さく
   丸まって鳴いていないかしら?』と
心配していますが…


1番寂しくて思っているのは、
私なのでしょう…


涙と鼻水は、
枯れることがないのですね。
無限に出てくるけど…


2匹の前途をお祝いしなきゃ!
今夜は、ちょっと濃いめの
レモンチューハイをもう少し飲みましょ。


『ちっち』と『みゅうみゅう』の事を
治療をして下さった獣医師さん、
『ちっち』と『みゅうみゅう』の
里親さんになって下さったご夫妻、
ありがとうございました。


一緒に飲んでくれたKちゃんにも感謝です。
Kちゃん、ありがとう❤️