こんばんは。

豊明市議会議員

堀内ちほ です。

今日、午前中は
3月定例月議会での
一般質問のヒアリングが行われ、
3課の課長とお話をさせて頂きました。


今回の一般質問では、
『スマートウォッチについて』と、
『プレコンセプションについて』を
質問させて頂きます。
どちらも『命』に関わるものです。


午後からは、安城市にある
コアラドライブさん
(旧 安城自動車学校)
に出掛けました。


私たちは、
『ある人』に会いに来ました。


会場に入ってすぐ、目についたのは…
この『飲酒運転』のポスター。


先日、豊明市議会において行われた
『政治倫理審査会』の審査の結果を
新聞で知った豊明市民の方々からは、
批判のお言葉を多々頂きました。
いや…
正確に言えば今も時々頂いています。


政治倫理審査会の内容は、
県外への視察後、昼食時に
ビール大瓶1本の半量の飲酒をし、
(✳️当初は、中瓶と言っていた)
約4時間後に市役所から、
自ら運転して車で帰宅。
(同行の議員より告発)


『飲酒後4時間経っていたから
    運転をしてもいいと思った』との弁明。


ビール大瓶半量のアルコールが、
4時間後に体から抜けているか、
否かわからない状態で、
車を運転して帰宅されたことは、
普通考えればあり得ないとは思うけど…


『4時間経ってたから』と思い、
運転をしたなら…常習性があるの?
とも疑ってしまいましたが…


政治倫理審査会での審査の結果は、
同条例第9条第7項(3)にある、
「一定期間の議会出席の自粛勧告」に
賛成多数で決しました。

一定期間は、
3月定例月議会の初日(2月26日)から、
土・日を含む連続した7日間。


『7日間の出席自粛』です。


市民の皆様からは、
様々なお声を頂きましたが…
飲酒の量と経過時間では、
『飲酒運転とは言えない』のです。


議員としては、
あり得ない行動とは思いますが、
すでに役職も失くしていたため、
政治倫理審査会での処分では、
出席自粛となりました。


『飲酒運転』とは確定出来ないので、
辞職勧告とすることは出来ないのです。


議員が同じ議員を裁くことは、
本当に辛いことでした。


事故がなかったのが幸いでしたが、
もし、事故があったら…


理不尽に奪われてしまう生命…
被害者のご家族の悲しさや、辛さ…
加害者のご家族の苦しさや、辛さ…
多くの人たちを不幸にしてしまうのです。


該当者には、
生命の重さを
生命の大切さを知ってほしいです。


『生命のメッセージ展』入り口付近にも、
『飲酒運転』
のポスターがありました。


『この世で1番大切なものは?』
と聞かれれば…
私も『いのち』と答えるでしょう。


『いのち』をつなぐ
毛糸玉の意味を知りました。


私も、赤い毛糸を結び、
繋がせていただきました。


今、私たちは
『にじいろ会』という
ボランティア団体の一員として、
1つ1つに心を込めて、
交通事故撲滅を願い、
手作りのストラップを制作する
お手伝いをさせて頂います。


私が会いたかったのは、
紗愛理(さえり)さんです。


紗愛理さんは20歳という若さで、
理不尽な交通事故により、
いのちを奪われてしまったのです。


青信号の横断歩道を渡っていたのに…


紗愛理(さえり)さんは、
メッセンジャーとして、この会場で
いのちの大切さを教えてくれているのです。


優しい性格の紗愛理(さえり)さんは、
大好きなお母さん(さえママ)に、
交通事故をなくす『宿題』と、
沢山の『クラフトテープ』を
遺して、旅立たれたのです。


その紗愛理(さえり)さんの想いが、
このストラップとなりました。


誰もが交通事故の
被害者にも、
加害者にもならないように…


そんな想いや願いを込めて、
紗愛理さんのお母さん(さえママ)と、
お父さん(さえパパ)とストラップ作りを
始められたのです。


今、この活動は
色々な市町で行われています。


紗愛理(さえり)さんの他にも
29命の方々のパネルがありました。


交通事故は、
見ず知らずの人に命を奪われても
わずか数年の刑で終わり。
人の命を奪ったのなら…
一生をかけて償うべきです。


30命のメッセンジャーからの
思い、受けとりました。


同行した母は、母で、
母親の目線でパネルを見たのでしょう。
『この子の親、やりきれないでしょうね』
と、若くして逝ってしまった方々の
パネルを見ていました。


交通事故に対しての1枚、
紗愛理(さえり)さんが好きなピンク色で
書かせて頂きました。


会場では、
みんなバラバラでパネルを見ていました。
ババちゃん(95歳)も、
1人で赤い毛糸を結んで繋いでいました。


ババちゃんも、
ストラップ作りを頑張っています。


交通事故が減りますように…
紗愛理(さえり)さんと共に願います。