読書の秋!(^^)!
最近読んだもの↓
あと青空文庫で無料で読める可哀想な姉と夢野久作の縊死体を読みました。
とりあえず、ユリゴコロのに不満満々なので書いていいか?
ネタバレ
というか話の全容書きます
↓↓↓
俺の彼女が失踪した!
家族にも紹介してこの間まではあんなに幸せだったのに。
しかも父に癌が見つかった!
母も父に先立たれたらショックだろうな・・・
あれ、あそこ歩いているのは母親か?ノイローゼーぽいな・・・
異様な雰囲気だ。
え!父親が先に死ぬと思ったら母が先に交通事故で死んでしまった!
実家の押入れを整理していたら、女物のハンドバッグと髪の毛と手記が何冊も見つかったぞ。
そういえば俺は子供のころ、母親が入れ替わってしまったという感覚があったんだ・・・
死んだ母は本当の母だったのだろうか?
手記を読むぞ!
異様な内容だ・・・
(手記の内容)
書き手は幼少時から人を殺しまくっている
なのに何故か警察には捕まらない
子供が柵を潜り抜けようとしている。
その柵を必死に支えてあげている男性。
書き手は男に近づき手伝うふりをしつつ柵に力を加える。
子供は首を挟まれ死亡。書き手はさっさと立ち去る。
リスカをしている同級生と仲良くなる。
リスカ友人に付きまとっていた不細工な男を階段から突き落として殺す。
なぜか警察には捕まらない。
リスカで深く切りすぎて入院した友人。
その友人が死にたがっていたのでさらに深く切ってあげる。
友人死亡。
なぜか警察には捕まらない。
大人になるも普通の社会でやっていけない。
仕事退職。
売春で生活費を稼ぐ。
売春相手探してたら元上司と遭遇。買われる。オフィスに連れていかれる。
後ろからごみ箱で殴りつけて殺す。
なぜか警察には捕まらない。
そんな中不思議な男性に出会う。
自分を買おうとしない。ご飯を食べさせてくれる。
この人は何かすごい罪悪感を抱えながら生きている。
話を聞くと昔出会った、柵を掴んでいた男だ。
子供が死んだのは私のせいなのに男は自分が殺したと思っていて、一生罪悪感を抱えて生きていくらしい。
なんか妊娠した。
売春してたときの相手で父親は不明だ。
男は柵の事件が原因で不能になって肉体関係はない。
男は結婚しようという。
子供を産む。
なんて素晴らしいんだ!こんな気持ちになったのは生まれて初めてだ!幸せだ!
実家に旦那と子供を連れて帰ると親も妹も喜んでいる!
それなのに子供を連れて歩いていたらOL時代の取引先の男に出会ってしまった。
元上司が死んだ話を聞かされて動揺してしまい怪しまれる。
その夜に警察が来た!怪しまれた。
旦那に噓をついたことで幸せな生活にヒビが入ってしまったのでしょうか。
今までしてきたことをノートに書いておこう。
そして死のう。
刑務所なんて絶対イヤです。
主人公
俺の母親は殺人者なのか!そして父親はどこの誰かもわからない、女を金で買う男なのか!
ショックだけど仕事もしなきゃ。
ベテランの女性は頼もしい。キビキビ仕事してくれるし、ついつい頼ってしまう。
彼女のことも娘のように可愛がってくれていた・・・
えっ!?彼女の行方が分かったんですか?!
えっ!?彼女が既婚者!?夫の暴力に耐えられず逃げてきてここで働いてたんですか!?
夫が彼女のヤバイ写真のネガを買い取れと言っている?金が急遽いる?
ベテランさんが渡しに行く?ダメです、俺が行きます!
金を渡すふりをしてぶっ殺してやる!!!
俺にも殺人者である母親の血があるんだなぁ…殺す!!
待ち合わせ場所に来たぞ!
あれが奴の車か。
え!?中は無人!?中は血まみれだ!!
誰かが俺より先に殺しやがったのか!許せん!
この車に乗って暴走してやる!!!
暴走してると俺がこいつを殺してやったという気になってくるぜ。
車は暴力団の仕業と見せかけるぜ。
え!?彼女を連れ戻してくれたんですか!?ありがとうございますベテランさん!
彼女、何も聞かないよ、好きだよ、今は休んでくれ。
余命いくばくもない父に話をしに行こう。
父(ハイパー説明タイム)
手記を読んでしまったか。死ぬ前に処分するつもりだったのに間に合わなかったか。
お前の母親が入れ替わったという感覚は本当だ。
この間事故で死んだ母親はお前の本当の母親じゃなくて、あいつの妹だ。
俺たち家族はあいつの手記を読んであいつを殺すことにした。
でも殺せなかったんだ。戸籍からは抹消するが生きて罪を償え。俺たち家族に近づくなと言って生かしたんだ。
あいつは遠くの地に行って住み込みで働きだしたらしい。
あいつの妹は俺のことが好きだったから、姉を殺して俺の妻に、お前の母親に成り替わることに異論はなかったんだ。
でも罪の意識はずっとあったらしい。
俺もあいつ以上に妹を愛することは出来なかったしな。
実は今日あいつが来ているんだ。
偶然再会してなぁ
それで時々会っていたんだ。
母親登場
え!?ベテランさん!?なぜアナタが!?
彼女の元夫を殺したのは先回りしていたアナタだったんですね!
そういえばベテランさんが写っていた忘年会の写真を父にも母にも見せたことがあったなぁ…
じゃあ先日死んだ母は姉が生きていたと知ったわけか!
それで異様な雰囲気だったのか?
父 余命いくばくもないし、最後にコイツと旅行して回るから。
こいつの運転で。こいつ運転免許無いけどな!じゃあさようなら。
車に乗って去っていく父とベテラン(本当の母親)
お わ り
・・・・
ベテランさんが母親だという伏線って、どこかにあったっけ?
彼女を連れ戻すときに「主人公くんの母親ですって彼女のご両親には言ってあるわ」ぐらいじゃない?
手記の暗い性格の女と全然違うし。
後半の怒涛の説明タイムで父親が「あいつは一度死んだも同然!だから昔感じていた世間に対する恐怖感も無くなって生まれ変わったんだ!」と言っていた。
最初はすごく面白いし引き込まれるの。
面白さのピークは最初で、後半になればなるほどツマらなくなる。
妹が姉の旦那が好きで姉を殺して妻になるのもキモ!!
こんなに殺しまくって警察に捕まらないのも、のうのうと生きているのもモヤモヤ。
人殺しまくりの母親が結局こっそり息子の職場で働いているのもキモ!
どんでん返しだとか手記の内容の補足だとかが全部最後の父親の説明でされてて、なんじゃこりゃー!
ですわ。
小説の評価はくっそ高いようです。
ドラマ化もしている。
つまらないと評している人の方が少ないようだ。
二度と読む気にならん。