特攻の島

 

 どハマリして一気に全巻揃えた。

程よい長さで良いです。

 

特攻兵器「回天」に乗る若者達の話

 

 

説明不要と思いますが、人間魚雷。

 

まぁ回天の特徴やら性能やらは漫画を読むかwiki を読んで貰うとして、

 

 

 

特攻の島の表紙は全巻、一人の若者だけが描かれているのだけど、全員同一人物。

 

1巻は入隊した頃のまだ幼い顔付きなんだけど、どんどん顔付きが変わっていくのよね…上手い見せ方(涙)

 

最終巻はこんな顔付きに…

 

 

母艦に回天を積んで目的地まで行くのだけど、回天がぶっ壊れるから深くまで潜れずとても危険なんよ。

 

敵艦とのやり取の描写も物凄く臨場感があって息が詰まる。

 

そんな危険な目に遭ってまで回天戦してもほぼ成果が無いというorz

 

天を回して戦況をひっくり返す、すなわち回天。

名前はカッコいいのに。

なんでこういうのってイチイチかっこいい名前がついているのか。

 

 

最後はね、

 

殺してやる・・・殺してやる…殺してやる…

 

俺を 殺してくれー…!!

 

て突っ込んでいくの…


 

特攻とか頭オカシイとケラケラしたり蔑む意見も読んだことあるけど、考えた人間は頭オカシイと自分も思うけど、

 

その時代に生きておらず戦争を身をもって知らず平和ボケしきっている私たちが何を言えるのかと。

 

過去に起きたことを知ったとしても、時代の背景まで知り尽くして本当にそれが現実に起こったことなのだとリアルに捉えることは難しい。

 

戦争映画や漫画やドキュメンタリーですら、どこか娯楽的に、自分とは関係のない世界のこととして捉えてしまっている部分が無いとは言えない。

 

だって経験したことがないんだもん。

 

でもそれでも、私たちは過去から学ばなければならない。