先日、我孫子武丸氏の【殺りくにいたる病】を読んだのですが、なんと!

 

すでに読んだことのある作品でしたorz

 

我孫子武丸氏はかの有名なノベルゲーム、【かまいたちの夜】のシナリオも手掛けているね。

 

出版されたのが1996年

 

グロイです。

気分悪くなります。

あと主人公とヒロインの関係がキモイ。

 

叙述トリックはすごいなと思いました(小学生の感想かな?)

 

なので最後にカルタシスを味わうことが出来るのですが、初読じゃないのでなぁ…

ラストは覚えていたし…

 

じゃあ初めて読んだときはめちゃんこ衝撃を受けたか?ってなると、描写のキモさに捕らわれて叙述トリックへの感心がほぼなかったような。馬鹿だし。

 

描写のグロさと一度読んだことがあるということで、激しく後悔しております。

2度も読みたくはない作品。

 

 

 

 

上記とは逆に、トートツにまた読みたくなった作品

戸梶圭太氏の【自殺自由法】

 

ミステリではないし、なーんも考えないで読めるし、登場人物へ感情移入しなくて済むし、何より後味の悪さが私は好き(笑)

こういう後味の悪さ大好き笑笑

 

あらすじ

 

日本国に自殺自由法が施行される。

 

死ぬのは自由だよ!国が幇助するよ!

 

むか~しに読んだのでうろ覚えだがネタバレ

 

オムニバス形式で話が進んでいくのだが、進むにつれ世の中がどんどん過激になっていく。

 

老人ホームの前で自逝センターの宣伝カーが朝から晩まで自死を促していたり。

 

そんで最後の章の主人公が教師で教え子に手を出していたのがバレて生きていくのが肩見せまいから自殺しようってなって、センターの列に並ぶのね。

 

大行列なの。

そこで手を出していた生徒の友人のギャルかなんかと会っちゃって詰られるの。

 

男は恥ずかしくなって(自分のしたことの反省じゃなくて周りの目が恥ずかしい)センターの扉が開くと並んでいた大勢の人と逃げ込むように中に入っていく。

 

それから数年後

 

その法律は廃止され、打ち捨てられた自逝センターは観光スポットになっていて、観光外国人たちが「オ~ゥ!」とか言って写真パシャパシャ撮っている。

 

それまでセンターの内部は極秘だったんだけど、センター内は頭にぶっさして脳みそを一気に引きずり出せる巨大なフォークみたいなのがあったり、およそ穏やかに安楽死できるとは言えないような代物がたくさんあった(気がする)

 

最後に観光客がなんかが、「どうしてこの法律は無くなったのか」とガイドに尋ねる。

 

そのガイドは元・自殺自由法のキャンペーンガールを務めていた女(多分)

 

その女がひとこと

 

「みんな飽きちゃったんでしょうね」

 

END

 

だったような気がする。

 

今この令和の時代、こんなセンターがあったら行く人たくさんいそうだと思いました(小学生の感想)

 

また読みたいけど電子書籍でないんだよな~、古本しかないし。

 

 

この人の作品、これしか読んだことがないからほかの作品も読んでみたい。