こんにちは、千紘です!


前回の続きをお話します。




その先輩について、わりと初期の頃から苦手意識はありました。


メインではないにしてもプリセプターですから、なにかと注意を受けることも多く、
少し言い方がキツい(というより、もっと他に言い方あるよね、みたいな感じのキツさでした…お話が苦手な人だったのかもしれません)ところもあり、

少し苦手だなと思っていたところで前回の件があったので、私の中では苦手な人という立ち位置になっていました。



おそらく、こちらのキャパに気づかず次々に課題を課してくるところと、言葉尻がキツくなりがちなところが、特に苦手だったんだと思います。



また別の日、その先輩と日勤が被っていた日に、その日はフォローではなかったのですが、慣れないオペ出しをする私を気にかけて色々と声をかけてくれました。


あちらは善意とプリセプターとしての責任感だったのだと思うのですが、
私としては、まるで自分の行動を逐一監視されているように感じて、過緊張になり、正直辛かったです。


すでに自立しているところまで、1から10まで質問されました。

話しかけられれば話しかけられるほど緊張が高まり、体が固まって言葉が出てこなくなります。

結果として、「出来ないんだ」と解釈され声掛けも増え態度もキツくなっていきました。

そしてますます緊張して…と、完全に悪循環だったと思います。


私だって、分からないことがあれば確認するし、不安なところがあれば相談します。

けれど、その日はその先輩はフォロー担当ですらなかったし、こちらが声をかけていないのに顔を合わせるとなにか言ってくる、というような感じでした。

正直、顔を見ると緊張する、というところまでいっていました。



そんなわけで、その日に「この人苦手、顔を見るのも嫌だ!」というレベルにまでなってしまったのです。



毎日緊張して仕事をしていましたが、
その人と勤務が被る時は普段の倍緊張して、
前の週の休日の時点から不安感や緊張で断眠状態でした。


この先輩と接すると、たまに数秒行動静止してしまうことがありました。

その時にこの先輩から「緊張してる?」と聞かれたことがありますが、正直に「あなたが相手だから、あなた相手の時だけです」と言えるわけもなく、
「焦るとパニックになって思考が止まってしまうことがある」と言って誤魔化しました。

ちなみにこの誤魔化しが後に悪い方向に響くこととなるんですが、その話はまた後日…




ただ、そんな苦手な先輩がいる中で、大好きな先輩もいました。



その日フォローだった別の先輩です。



午後のオムツ確認の時に、「一緒に入ろう」と声をかけられました。


意識レベルの低い患者さんのオムツ交換でした。



オムツ交換をしながら、「〇〇さん(プリセプター)怖い?」と聞かれました。



限界でした。


実はすごく苦手だということ、先日あったこと、いまの自分の気持ち、

患者さんに申し訳ないと思いながらも、止まりませんでした。


話しながら、涙が止まらなくなりました。


辛いとかしんどいとかそれ以上に、
苦手だと感じながら、相手がプリセプターだったこともあり、誰にも相談できずにいたところを
気づいてくれたのが嬉しくて、一気に気持ちが軽くなったような感じでした。



たまたまその先輩が私のペアのプリセプターと同期の先輩だったこともあり、
プリセプターに話を通してくれて、無事相談することが出来ました。
(相談して何か変わったかと言われればそういうわけでもなかったけど、気持ちは楽になりました)



ちなみにこの先輩は、私が突然休職した時も、
「私たちがもっと早く気づいてあげられたら、何かしてあげられたかもしれないね」と言ってくれたそうです(同期から聞きました)


そんなこんなで、苦手な先輩と大好きな先輩のお話でした。




次回は、夜勤についてお話しようと思います!