ちひろんです。
余剰のグルコースはいくつにも重合され、グリコーゲンとして貯蔵されます。
筋肉細胞のグリコーゲン含量は最大で1-2%。肝細胞では10%近くになります
グリコーゲンの分解は以下図の通りです
グリコーゲンの合成と分泌はホルモンによって制御されます
血中グルコース濃度が下がると、グルカゴンが分泌され、グリコーゲン分解が進み、合成は抑制されます。
細かく云うと、グルカゴンが細胞表面の受容体に結合すると、サイクリックAMPが生成されると、
サイクリックAMP依存性たんぱく質リン酸化酵素(PKA)が活性化される。
PKAはグリコーゲンを分解するグリコーゲンホスホリラーゼをリン酸化して活性化させるので、グリコーゲン分解を促進して血糖値を上昇させる。
インスリンはその逆である。
サイクリッAMPを分解させる3型ホスホジエステラーゼをリン酸化して活性化させるのだ。
また、グリコーゲン合成酵素のリン酸化による不活性化を抑制して合成を促進する。
精神的、肉体的ストレスで副腎皮質からエピネフリンというホルモンがでますが、これもグルカゴンと同じ働きをします。