試合終了 | 遠征中毒患者日誌byすみだちひろ

遠征中毒患者日誌byすみだちひろ

誰かに気遣うこともなく、疲れたらすぐ休んで、食事の場所も決めず、風を抜けて気ままに走る。週末は、思いのままに、わがままに。


日本平・J2SEC41
清水4-0大宮
負けたら21位以下確定、残留には勝つのみの大宮。
その出鼻を、清水が開始2分で挫く。
最初のCKは阻まれるも、スローインからの攻撃で原がクロス。
これは相手選手に当たるが、その跳ね返りがゴール前のサンタナに収まる。
迷わず撃ったシュートが決まり、大きな先制点に。
39分、大宮にアクシデント。
原のクロスが視線を外していた袴田の顔を直撃、倒れこんでしまった。
長い治療の末袴田は復帰も、脳震盪疑いでハーフタイムで交代。
さらにこの治療に伴う6分のアディショナルタイム。
前節対熊本ではこの時間の失点から崩れた清水だったが、
今度は逆に追加点を奪うことに成功する。
大宮の攻撃をしのぐと、山原のクロスに合わせたのはカルリーニョス。
シュートが右サイドネットの内側に決まり、2点差に広げてハーフタイムに。
これで3点を取るのが必要になった大宮は後半からボールを保持。
しかしここで決めることができず、54分には茂木の決定的なヘッドが権田に弾かれてしまう。
63分、ここまで耐えてきた清水のカウンターが炸裂。
プレスからボールを奪い、最後は乾のアシストから途中出場の岸本がゲット。
さらに66分には、またもカウンターからカルリーニョスが持ち上がると、
先程とは逆にラストパスを受けた乾がゲット、一気に点差は4に広がった。
これで楽になった清水は時間を使いつつもさらなる追加点を狙い、
大宮は何とか前を向くものの、少しずつプレーの精度が落ちていきフィニッシュに至らない。
そして清水はクリーンシートのまま終了の笛を聞き、
J1復帰まであと1勝に。
最終節、水戸で勝てば自力で決めることになる。
一方で、金沢が引き分けて最下位が確定し、
この結果大宮は21位が確定した。
J3クラブで唯一J2ライセンスを持たないFC大阪が2位以内に入れば入れ替わりがなくなるが、
その可能性はかなり低いのも現実。
J2降格からJ1復帰を毎年狙ってきた大宮、
クラブ史上初めてのJ3降格がかなり濃厚になった。