試合終了 | 遠征中毒患者日誌byすみだちひろ

遠征中毒患者日誌byすみだちひろ

誰かに気遣うこともなく、疲れたらすぐ休んで、食事の場所も決めず、風を抜けて気ままに走る。週末は、思いのままに、わがままに。


千葉・パシフィックリーグ公式戦
マリーンズ0-16ホークス
連敗ストップを防御率0点台のエース石川に託したマリーンズ。
その出鼻を挫いたのはホークス三森。
普段とは逆風、ライト方向の追い風に乗せた打球は右中間テラスに飛び込む5号ソロ。
この先頭打者弾から、ホークス怒涛の攻撃が始まった。
2表には一死一、三塁から、甲斐が意表を突くセーフティスクイズを決めて2点目。
そして3表、一死二、三塁から中村晃の二塁打で2点、
さらに一、三塁として上林にもタイムリーが出てこの回3点。
なんと3回までに5点を奪い、難攻不落の石川をKOした。
ホークスは5表にもマリーンズ二番手の小沼から上林の三塁打で1点を追加。
この大量援護を背に、ホークス先発大関は序盤こそボールが多く球数を要するも、
3裏からは三者凡退を重ねてマリーンズに反撃の糸口を与えない。
8表、マリーンズは昨晩の延長戦で投げた中村稔を連投のマウンドへ。
一死満塁から柳田は一ゴロ、処理した山口は二塁での併殺を狙うが、
一塁のベースカバーを中村稔が忘れるボーンヘッド。
がら空きの一塁へ送球はできず、併殺崩れでホークスに1点が入ると、
途中出場の谷川原にもタイムリーが出て8点目。
もはや勝負は決まったが、今日のホークスはまだ終わらない。
9表、柳町の二塁打に始まり、代打中谷の二塁打で1点。
今宮、甲斐の連打で1点。
川瀬の二塁打で1点。
リチャードの二塁打で2点。
6連打5点、イニング跨ぎの中村稔は一死も取れずに降板すると、
マリーンズはやはり昨晩の延長戦に登板の田中靖を急遽送るが、
その初球を柳田が左中間へ5号ツーランでダメのダメ押し。
その後も敵失で1点を追加、なんと9表だけで8点を荒稼ぎすることに。
長い攻撃で待たされた大関だったが、9裏一死に中村奨にヒットを許すまで、
22人連続アウトと文句のつけよう無い投球でマリーンズ打線を手玉に取った。
終わってみれば3安打1四球、三塁を踏ませずプロ初完投初完封勝利。
チームも5連勝、首位イーグルスを追走する。