伊東温泉競輪場 | 遠征中毒患者日誌byすみだちひろ

遠征中毒患者日誌byすみだちひろ

誰かに気遣うこともなく、疲れたらすぐ休んで、食事の場所も決めず、風を抜けて気ままに走る。週末は、思いのままに、わがままに。

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元日からの運試し。
実に7年ぶりの訪問になります。
昨年、日本列島に吹き荒れた台風は、ここにも被害を及ぼしていた。
3コーナー裏手の崖から土砂崩れが発生し、大量の土が金網を破ってバンクに流入した。
この影響で、11月に予定されていた2開催が中止に。
その後復旧作業の末開催は再開され、ナイター競輪もスタートした。
そしてグランプリ終了後、12月31日を初日とする開催から、
自転車の「ギア倍数」に規制がかかるルール変更が始まった。
自転車にはペダルと直結する「大ギア」と、後輪と直結する「小ギア」がある。
ギアにはチェーンと噛み合う歯があり、大ギアの歯の数を小ギアの歯の数で割って出た値が「ギア倍数」。
この値が4.00だと、「ペダルを一回転する間にタイヤが4回転する」ことになる。
数が大きいと踏み出しは重くなるが、スピードに乗れば少ない回転数で速度を維持できる。
数が小さいと踏み出しが軽くダッシュがきくが、スピードを維持するには回転数が必要になる。
すみだが競輪を始めた当時、ギア倍数は3.6から3.8が標準だった。
時代が変わったのは、福島の山崎選手が4倍の大ギアでタイトルを獲ってから。
猫も杓子も大ギアを使うようになり、競走スタイルも変わった。
一方で、競走中の「横」の動きに選手が対応できなくなり、
落車事故が増える弊害も増えてきた。
そのため、ギア倍数は「男子4未満、ガールズ3.8未満」の規制がかかることに。
今までと違うギアで走る選手達の「対応力」にも注目して、新年開催、開幕。