日本平・J1SEC27
清水2-1甲府
開始1分、甲府はキックオフのボールをつなぎ右サイドを佐々木がオーバーラップ。
高いクロスをパトリックが頭で合わせ、先制ゴールを決めた。
出鼻をくじかれた清水にチャンスが舞い降りたのは14分。
甲府の佐々木がクロスをヘディングで処理しようとして空振り、
流れたボールはフリーの大前に収まった。
一対一を逃さず、冷静に右隅へ流し込み同点に。
ミスから追いつかれた甲府、その後ゴールキックからパトリックが一対一に持ち込みビッグチャンス。
一発目のシュートはポストに弾かれたが、リバウンドが再びパトリックへ。
決定的な場面だったが、押し込むだけのシュートを枠の外へ外してしまう。
甲府は流れに乗れそうで乗れない、もどかしい前半となった。
後半も最初のチャンスは甲府に。
48分、長いクロスに競り勝ったパトリックのヘディングシュートが決まって勝ち越したかに見えたが、
シュートの際にファウルがありノーゴール。
甲府は徹底してパトリックにボールを集めてチャンスを演出するが、
シュートがバーに嫌われ、枠を外し、どうしても決まらない。
こうなると、劣勢の清水にチャンスが訪れる。
高い位置でボールを奪うと、またも決めたのは大前だった。
斜めに走ってボックスへ突入、豪快に突き刺して逆転成功。
甲府はこの失点を受けて、早目の交代策で反撃に出る。
平本を前線に入れてツートップにして、パトリックと「高さ」を使って清水ディフェンスを振り回す。
終盤には最終ラインから青山を上げるパワープレーで一発を狙うが、
今日は清水の守備が踏ん張り、5分間のアディショナルタイムをしのいだ。
内容では甲府が上回った。
決定機の回数も甲府が上回った。
しかし、決定力で上回った清水が勝利。