試合終了 | 遠征中毒患者日誌byすみだちひろ

遠征中毒患者日誌byすみだちひろ

誰かに気遣うこともなく、疲れたらすぐ休んで、食事の場所も決めず、風を抜けて気ままに走る。週末は、思いのままに、わがままに。

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所沢・クライマックスシリーズ パ1stStageLEG2
ライオンズ8-0ホークス
(ライオンズ1勝、ホークス1勝)
短期決戦はミスが出たら負け。
逆に言えば、相手のミスを生かせば勝利に近づく。
ライオンズは初回、ホークスの2失策で先制のチャンスをもらうが、
期待の中島、中村が連続三振と前日からのタイムリー欠乏症を露呈してしまう。
これで立ち直ったかに見えたホークス先発武田だったが、3裏先頭の炭谷に四球。
犠打で一死二塁とした浅村への投球を細川が見失う間に、炭谷が判断良く三塁へ進む。
浅村も四球でライオンズは一死一、三塁とチャンスを拡大、続く秋山は高いバウンドの遊ゴロ。
バックホームより早く三塁から炭谷が生還、これがライオンズの初安打となり先制する。
この1点で「重し」の取れたライオンズ打線に火が着いた。
中島のライト頭上を越える二塁打で1点を追加、中村が四球を選んで満塁となり武田をKO。
ライオンズ打線はホークス二番手金澤にも襲いかかり、オーティズ、大崎、炭谷のタイムリーで4点を追加。
なお二死一、三塁で一走炭谷がスタートを切ると、二塁へ送球が届く直前に炭谷は急ブレーキ、挟まれてしまう。
しかし炭谷が逃げる間に三走大崎が一気に本塁へ突入、返球より早く生還。
トリックプレーが鮮やかに決まり、長い長い攻撃の末に3裏に「7」が刻まれた。
4裏にも中村のタイムリーで1点を加えたライオンズは、これで余裕の展開に。
立ち上がり苦しんだ先発岸も徐々にペースを上げて、6回無失点でマウンドをリリーフ陣に譲る。
最後はセーブのつかない場面ながら涌井を投入、完封リレーでホークスを下し逆王手をかけた。
ホークスは初回の一死一、三塁をものにできず、今年3勝とカモにしている岸を崩せなかったのが響いた。