あっ、マサさ～ん！
先日のニュース番組、彼のおかげで視聴者からの評判も上々だったんすよ！
彼、センス有ると思いますよ』
『おおっ～、潤、良かったな！
センス有るってよ！
翔くん、今後ともコイツの事を宜しくお願いします
今晩も誕生日を祝ってくれるとか
存分に楽しんで！
じゃあ！』
『はい、また
じゃあ行こうっか』
『はい、宜しくお願いします』
『だから堅ぇんだって！
まぁ、酒を飲んだら変わるかな？！（笑）』
『酒に飲まれて粗相がないようにだけ気を付けます』
『いやいや、そんなんじゃつまんねぇよ
よし、飲んだらどうなるかも楽しみだな』
『ちなみに櫻井さんはどうなるんですか？』
『俺？
さぁ、どうだろうね～
互いに見てのお楽しみって事で♪
よし、取り敢えずここで料理をパパっと買って、さっさと帰らなきゃ日付が変わっちまうぞ』
『そうですね
なんかカートを押しながらお買い物を2人でするってのも新鮮で嬉しいです
俺、よく考えたら家族以外で初めてかも』
『おっ、またもや初めてを戴きました！』
『ふふっ
先日のお仕事の依頼もそうでしたし、20歳の誕生日を迎える瞬間も祝って貰えますし、櫻井さんは俺にとってホント色んな事を経験させてくれる特別な存在です』
『そう、私が色んな初めてをキミに与える櫻井です
って、なんか俺エロ親父みてぇ～(爆)』
『自分でエロ親父って（笑）』
『あっ、もうこんな時間！
サッサと切り上げて帰るぞ！』
『あっ、はい！』
『よ～し、10分前！』
『良かった、間に合った！
あっ、どうぞ
狭いですけど、お好きな所に座って下さい』
『じゃあ、取り敢えずお祝いの瞬間はシャンパンかな
グラスも買って来たから洗ってくれる？』
『うわぁ～、モエだ！
コレ、憧れだったんですよね
うわぁ～それもシャンパンクーラーまで付いている！
オマケに素敵なグラスまで用意して戴いて！
凄い、なんか豪華過ぎてまるで夢みたい。。』
『まさかこんなにも喜んで貰えるとはな
それ以外にもいっぱい用意してあるから
あっ、ほら2分前！』
『あっ、待って待って！
はい、グラス洗えました！』
『じゃあ早く座って！
で、一緒にカウントダウンしようぜ！』
『あっ、この特別な瞬間を動画に撮っても良いですか？！』
『あぁ、いいから
早く早く！
30秒前！』
『RECボタンOK！
わぁ～、なんかこんなにもドキドキする誕生日の瞬間も初めて。。』
『よ～し、また初めて貰っちゃいました！
10、9、8、7、6、5、4、3、2、1
Happy Birthday Jun！！』
＼ポーン／
『有難うございます！
うわぁ、泡、泡！！』
『ふははっ！！
泡って（笑）
改めまして、おめでとう！』
『有難うございます！
美味っ！
シャンパンってこんなにも美味しかったんだ』
『そんなに一気に飲んだら酔うぞ』
『これくらいきっと大丈夫ですよ（笑）
それよりも今日はおかげ様で一生忘れられない誕生日になりました！』
『じゃあさ、更に忘れられない誕生日にしてやろうっか？』
『えっ？！』
『俺と、その。。
付き合ってくれませんか？
ハズっ！
俺も告白すんのって、初めてなんだよな。。』
『嘘っ？！
俺、櫻井さんの初めてを戴けたんですか？
なんか色んな意味で凄っ。。』
『ってか、返事は？
OK? NO?』
『もちろんOKです！』
『良かった～。。
って言うか、即答してくんねぇから無駄にドキドキしたじゃんか！』
『ふふっ、なら、もっとドキドキさせてあげる』
そう言って少し目の座った表情を浮かべ、首に腕を巻き付けてきてキスをしてきた
しかもそのキスは今までの経験の中で一番甘美なもので
コイツは先が楽しみだ
いや、心配で先が思いやられそうだ。。