家に着いて、ベッドに降ろしても一向に起きる気配の無い櫻井さん
"しかし、良く眠っているよな
2回も抱き上げられても起きないなんて。。。"
こんなに爆睡が出来るなんて、眠りの浅い俺からすると羨ましい限りだよ
そしてまた、櫻井さんが起きない事をいい事に今まではこっそりとしか見られなかった顔を、ここぞとばかりにガン見する
"この人、ホント可愛い顔をしているよな
特にこのプクプクした唇。。。
初めて見た時から、ここに触れてみたかったんだよな"
こんなに爆睡しているんだし、少々触れても平気だよね?
まるで吸い寄せられるようにそっと自分の唇を寄せてみた
"やっぱり想像通り柔けぇけど、すごい弾力。。。
もう一度、味わいたいって思ってしまう中毒性が有るよなぁ、この唇は"
そう思っていたら首に腕が回されてロックされた
『す、すみません!!
寝込みを襲うような事をして
つい出来心を抑えられなくて。。。』
そう咄嗟に謝った
しかし、何の返答もない
代わりに俺の耳に入ってきたのはスースーという寝息
助かった。。。
そう安堵したものの、ガッツリとホールドされた腕を外す事が出来ない
"えっ、何でハズレねぇの?!
俺も力が有る方だと思うのに。。。"
最初はそう焦ったけど、こんなラッキーな事はそう無いよね?
それならこの状況を満喫しようとそのまま狭いベッドに一緒に入り、身体を櫻井さんに向けて俺も目をつぶった
キスが出来ただけでも夢のようなのに、この人を抱き抱えて眠れるなんて幸せ過ぎる
普段なかなか寝付けないのに、あっという間に俺も夢の世界へといざなわれて行った