そんな姉と私でしたがそれまでは唯一の姉妹だし家族だからと思って、ごく稀ですが優しい気持ちで接せる時はありました。



ですが小学校に入学した時に変わってしまいます。
2つ上の姉は通院は頻繁にしていましたが小学校の真横にある特別支援学校に通っていました。
近所の為通学は母が付き添って徒歩登校です。



私が小学1年生の2学期終わり頃、
仲良くなった友達の1人の子に

「ちひろのお姉ちゃんって隣の学校に通ってるの?」

一瞬で姉のことを隠したい気持ちが溢れ出ましたがそこは素直に答えました。

その後に友達に言われたことは
姉が奇声をあげながら服を脱ぎ散らかしダッシュして漏らしていたと。



聞いていた周りの友達に笑われたのと群がってきた男子達に馬鹿にされたのを覚えています。



その日は泣きながら家に帰りました。



母には言えず仲の良かったおばあちゃんに伝えたらおばあちゃんに慰められその夜母と父、おばあちゃんが大きな声をあげながら遅くまで話していました。



次の日からは女の子の友達はよそよそしく一緒にいてくれましたが男の子からは馬鹿にされる日が続きました。