思い出した話。
私の高校時代の恋話です。
それは
先日、宇宙飛行士の古川聡さんが地球に帰還した時思い出した話。
この古川聡さん
実は元医師なんだよね。
で、今回の宇宙での研究項目の中で
「タンパク質結晶生成実験(PCG)」
というのがありました。
どういった研究内容かは、
みなさんは筋ジストロフィーという難病をご存知ですか?
3500人に1人(特に男性)が発症する難病です。
筋肉自体に遺伝子の異常が存在し進行性に筋肉の破壊が生じます。
染色体の遺伝が主ですが色々な型があり、進行が様々です。
しかし筋肉が萎縮され自由を奪われ嚥下障害や呼吸筋麻痺による自力での呼吸困難、心筋まで侵されると最終的には死に至る恐ろしい病です。
主な治療法はまだ見つかっていませんが、
この、
タンパク質結晶生成実験がのちの筋ジストロフィーの治療薬の為の実験なんです。
簡単に説明すると、
筋肉はタンパク質で構成されます。
そのタンパク質を良質な結晶で造れれば原因も治療薬も造れる訳です。
じゃあ何故宇宙でやるのかは、
重量の関係です。
無重力だからこそバラつきのない良質な結晶ができるらしいです。
詳しくはGoogleなりWikipediaでお調べください(・∀・)
前振りな説明で長くなりましたが、
私は高校時代、地元の障害者支援ボランティアに所属してました。
そこで毎月何回か障害者の方のスポーツチームのスタッフ・介助者をしていました
(私は元、福祉関係の仕事をしていました。高校時代も医療・福祉の勉強をしてました。)
そのスポーツチームが登録している協会で全日本大会があり、全国から選手が集まり、
私は彼と出会いました。
彼は大阪から来た選手で、私が16で、たしか彼は21歳でした。
どの型か忘れてしまいましたが、
彼は筋ジストロフィーに侵され闘っていました。
普段は車椅子ですが、
介助があれば自力歩行も出来ました。
メールを打つのも早いしオシャレでイケメンで。
さすが大阪人、ボケもツッコミ最高でした。
遠距離だし、お互い自由の利かない身だったので、練習試合や大きな大会の時しか会えなかったけれど、
メールでいつも話たり
普通に幸せでした。
しかし、私も高校2年からアルバイトを始め、段々ボランティアに行く回数が減り
彼とのメールも減りました。
そして
そのまま高校卒業。
のち就職。
そして
色々と世間を渡り
今に至りますが
久しぶりにこの病名を聞き
彼のことを思い出しました。
何となくだけど、
先ほど彼が当時、所属していたスポーツチームのHPを検索し
(彼の連絡先はとうに無くしているので)
メンバー紹介で捜してみましたが、
彼はそこには居ませんでした
もしかしたら、
チームを抜けたかもしれない。
新しいチームを立ち上げたかもしれない。
スポーツをしてなくてもどこかで元気にやっているかもしれない。
その可能性は充分にあるのに。
私は…。
過去のその職業柄でしょうか。
老人ホームに勤めていた私は
新しい出逢いもありましたが、二度ない別れも経験しました。
しかしながら
彼の可能性を真っ先に想えなかった自分を愚かに感じます。
どうか
彼がどこかで元気に生きてる姿を願って
1日も早く
この不治の病の治療薬の完成を願います。
長文に最後までお付き合い頂きありがとうございました。