前回の続き

 

田中稔:佐藤君、君に足りないことは、吉田茂氏のように自分の周りにいる人たちの幸せを考え行動することじゃよ。

 
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自分以外の他人の幸せのために行動できる人間にこそ人生の成功はもたらされるのだ。

吉田茂氏は、養父の財産で不自由なく生活することもできたと思うが、そうはせずに、さらに多くの人のために行動された。だから、一角の人物となったのだと私は思う。​​​​​​​

 
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吉田茂氏のように周りにいる人が何を求め、世の中に今何が必要なのかを考え、周りにいる人たちが幸せになってもらうために行動することが何よりも大切なのじゃ。

 
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以前にも伝えたように、君には奥さんもお子さんもいるではないか。

 
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これから、人生の成功に向かって学び続けるようになれば、君と同じ志を持つ仲間にも出会うことができるだろう。

 
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君はそういった大切にすべき周りの人たちの幸せを願い、どのように喜んでもらえるのか、考え行動することが必要なのじゃ。

 
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決して、自分は1人で、自分のためだけに成功しようと思ってはいけないぞ。それはむしろ、人生の成功からは最も外れた考え方に他ならない。

 
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なぜなら、人の役に立つことこそ、人生の意義だからだ。

吉田茂氏のように、人の役に立ってこそ本当の意味で、人生の成功に近づくことができるのじゃ。

 
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君にはそれがきっとできる。

そう確信しているから私はこうして人生の成功について君に話をしているのだ。

 
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前だけを向いて進もうではないか。

人生の成功への道のりはまだまだ始まったばかりじゃからのう。

 
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田中さんは厳しくも、

思いやりのある言葉で、

未熟な僕を励ましてくれた。

 

こんな僕にも田中さんは

真剣に向き合い、

期待してくれているのだ。

 

田中さんの偉大さを僕なんかが

推し量ることなんてできないけど、

町工場のB部長をはじめとする

多くの人が田中さんを慕い、

大恩人として心の底から

感謝している理由がほんの少し

だけわかった気がした。

 

人生の成功を目指して

学びを続けて、

いつか田中さんに恩返しを

したいと強く思いました。

 

第五章に続く

 

第四章もお読みいただき

ありがとうございました。

 

次章では、僕が田中さんから学んだ

【人生の成功】に必要なセルフイメージ

の物語を皆さんにお伝えします!!

 

金の間には、吉田茂氏の実父である

竹内綱氏が書いた

「開物成務」という言葉が飾られている。

 

物事を発展させ、職務を成し遂げる

ことを意味する四字熟語は、

開成高校の語源になった。

 

(2023.12月 photo by MINORU SATO)