前回の続き

 

 

田中稔:将来、君は自身よりも経験豊富な成功者たちやその道のプロたちからも貴重な情報を得る機会に恵まれ、または遭遇することになるだろう。

 
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そういった時に、相手から聞いた話をしっかりとメモとして取ることが非常に重要なことなのじゃ。

必死になってメモを取る君の姿は、話し手に対して、聞き手である自分自身が集中して話を聞いているとアピールすることに繋がる。

 
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そして、話し手からすれば聞き手が真剣に話を聞いてくれることが非常に嬉しいと感じるはずだ。

 
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すると、必死にメモを取る君に対して、成功者たちやプロたちはさらに有益な情報を話してあげようと思ってくれる時もあるのだよ。

 
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メモは君自身が学びの内容を忘れないようにするためのアウトプットの役割にもなる。

これまで学んだことをなんとしても書き取ろうとする強い気持ちも必要じゃのう。

 
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佐藤実(主人公):な、なるほど!!

確かに田中さんのおっしゃるように、自分が話し手の立場になった時に、聞き手が一生懸命にメモを取ってくれたら、『真剣に僕の話を聞いてくれているのだな』と、とても嬉しく感じた経験が僕にもありました。

 

 

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先日、地元にある母校の大学で、学生時代にお世話になったゼミの先生から外部講師として授業に参加するように依頼を受けました。授業の冒頭で30分程、僕の仕事について話す機会がありました。

 

 

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その時に、学生たちが必死になってメモを書いていたことや僕の顔をしっかりと見ながら話を聞いてくれたことがとても印象的でした。

 

 

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僕もつい学生たちが話を真剣に聞いてくれたことに嬉しくなってしまい、たくさん話をしました。

 

 

なるほどのう。

それは、君が気持ちよく話をできるように学生たちがしっかりとメモをとっていたからに他ならない。

 
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君には、これからまずどのような状況でもメモを取る癖をつけてほしいと思っている。

 
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誰にも負けないくらいのメモ魔になりなさい。

 
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そうすれば、将来君を慕う後輩たちも君が必死になって学ぼうとする様子を見て、信頼を寄せ、最終的には真似をしたいと思うはずだ。

 
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そして、いつか君が人生の成功を経験した暁には、後に続く人たちにもメモを取ることの重要性を何度も伝えていくことを君がやらなければならないぞ。

 
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そのためには、常に相手の立場になって考え続けることじゃ。

・『何をしてくれたら相手は喜ぶのか』

・『相手が何を求め、自分が相手と良い関係性を築くためには何ができるのか』

 
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といった具合に自分が主体ではなくて、主語を【自分が】から【相手が】に変えて考え、行動することが大切じゃ。

 
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はい!!わかりました。

次からは必ずメモを取るようにします。

 

 

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そして、【自分が】ではなく、相手のことを考え行動できる人間になりたいです。

 

 

そうじゃ!君の良いところはその素直さじゃのう。それがまた大事なことなのだ。

まさに次に話す、人生の成功に必要な心得の2つ目じゃのう。

 
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次回に続く

 

応接間:楓の間から見た庭園の様子

(2023.12月 photo by MINORU SATO)