我が家には、共に14歳になるみゃん♀(さばとらハチワレ)とジジ♂(クロ)がおります。
血縁はなく、みゃんは捨て猫で生後1か月で貰い受けて育て、それから3カ月後にジジを保護主さんから里親として生後1か月で引き取り、育ててきました。
仲が良すぎるというわけでもなく、仲が悪いというわけでもない。
ねこらしい適度な距離を保ちつつ仲良く暮らしています。
…が、2匹も既に14歳。人間で言うと70歳越えのお年寄り。
2匹が同い年であるが故に、虹の橋を渡るのも2匹一緒なのでは…という思いもよぎるし、そうなれば「ペットロスになる確信がある」ので、2匹が元気で体力がある今のうちに、新しい子を迎えて「ネコの世界のお約束」を2匹に指導してもらいつつ、3匹仲良く暮らしていけるようにしてみたらどうだろう?と思うようになりました。
我が家のネコ居住スペースはLDKと和室の2カ所。
万が一の脱出事故を防ぐ為、居間から廊下へ出るドアを交換して、ネコが簡単に開けられないものに既に交換してあります。その先に玄関があるので、一応備えは万全。
それでも「万が一」の場合のために、「ねこの名前」「連絡先(携帯番号)」「うちの苗字」を刻印した名札も付けています。
旦那と相談の上、居住スペースの広さと2匹の年齢を勘案すると、迎えられるのは1匹が限界だろうね、ということになりました。
「保護ネコを引き取る」のが前提条件でしたから、後は「ご縁」の問題ですが、一応探す条件として
以下を目安とすることとしました。
・人間を怖がらない
・先住ネコが既にお年寄りなので、「がんがんいこうぜ!」と先住に突撃していく、積極的すぎる性格ではない
・できればオス(これは旦那がこだわりました。理由はわかりません)
・先住とうまくやっていけるかどうかが最優先なので、トライアル期間がある
・欲はいわないけれど、できれば「黒ねこ」「白ねこ」「パンダ柄」とご縁があればなぁ…
そんな感じで、のんびりと探し始めました。里親譲渡情報をこまめにチェックしたり、動物病院で里親募集のポスターをガン見等。
「あ、この子どうかな?」と思うと、大体九州・関西・東海。遠すぎる…。
そんな日々を過ごしていた時に、「クロネコ3兄弟の里親募集」が目に入りました。保護主さんは都内在住。
3匹は千葉のシェルターから保護主さんが引き取り、健康状態を整えた上で里親を探していました。3匹の性格も詳しく書いてあり、旦那と相談の上「グラ君(仮称)はどうだろう?」ということになり、さっそく問合せ。
保護主さんからのレスポンスも早く、誠実な方だというのが直ぐにわかりました。
数度のやり取りを繰り返した後、トライアルで「グラ君」を迎えることになりました。
居住環境をチェックしたいとのことで、保護主さんが「グラ君をお見合いに連れてきてくれる」ことになり、「お見合いだけなら」ということで「グナちゃん」も連れてきてくれることになりました。
さて、色々準備が必要です。
「餌用のお皿」「ネコトイレ」「餌をストックしておく入れ物」「ネコ砂」。
ついでに「うちの子になったらつける首輪」(笑)。
「餌」は、取敢えず動物病院で貰った試食用の餌がかなりあるので、それを持ってきてくれるということで、準備せず。
「ネコトイレ」はかさばるし「ネコ砂」は物理的にでかいし重い。
ネットでよさそうなものを探していたら、子猫が使うのに丁度よさそうな組み立て式ダンボール製のジャングルジムが安かったので、それも購入。
大きな箱が2つ届きました。開けてみると…。アレ?トイレが2つある。発注ミスだ orz
そんなに高価なものではなかったので、余った1つは後でどうにかすることに。
さて、これから寒くなってくるし、ベッドも大分ボロくなってきたので、宅配水用のダンボールでベッドを作ることに。それから、届いたダンボールジャングルジムを組み立てます。
ジジ「おかやん、なにやってるですか?」
箱の中から興味津々のジジ
まずはベッドを作成。中敷きは100円均一で買った幼児用座布団
次はダンボールジャングルジム
「え?これを組み立てるの…? orz」
小学生時代、図画工作は常に最低成績。
短大時代、保育園実習に行った際には「せんせい、へたくそー」と園児に指摘されるほどの不器用さ。
格闘すること3時間、なんとか完成。
1F部分左側の部屋と2F部分の部屋に座布団を設置。奥の部屋に爪とぎを設置。
準備は整いました!
さぁ、「グラ君」とのお見合いです。
保護主さんを駅まで迎えに行き、家の前から旦那に電話を入れて、先住2匹を高いところに移動させた上、中に入って貰い、まずは部屋に「お見合いの2匹」を出してみて、様子を見ながら保護主さんとお話し。
メールでの印象通り、とても優しくて誠実で、動物思いの方でした。
コネコは2匹部屋に放したのですが、生後4か月の割には、2匹とも比較的おとなしい。そして美猫!
取敢えず、保護主さんとお話ししている間はずっと自由にさせてみました。
トライアルであっても、「譲渡」であることには変わりがないので、きちんと面倒を見ることなどの「誓約書」等を書く必要があります。
お互いの身分証明書等も提示して、形式的にですが、身元の確認もしました。
1時間半位様子をみて、予定通り「グラ君」でトライアルに入ることにしました。「グナちゃん」ごめん!
保護主さんが「ネコトイレが不足している」とのことでしたので、余っているネコトイレを荷物になりますが、持ち帰ってもらいました。
初日は、みゃん・ジジは「ばろん(グラ君の将来の名前)」を完全敵視。
2匹それぞれの「最終非難基地」である、部屋の高いところにある「巣」から、「ばろん」を見下ろして威嚇しまくり。
3匹とも、餌も食べず、水も飲まず、トイレもしませんでした。
「ばろん」はコネコらしく部屋の中を探索。緊張しながらもひとまず落ち着いてみる、の図。
夜は「旦那の座椅子」で就寝。小さく丸まっていて、まだまだ緊張感が溢れています。
土曜から「トライアル」を始めたので、日曜なら私か旦那が常にそばにいられます。
私は仕事があって留守にする時間が多かったので、「コネコ初体験(そもそも動物を最初から飼うのが初めて)」の旦那に、
・みゃん、ジジ、ばろんが「水を飲むか」「トイレをしたか」「餌を食べるか(食べたなら何g食べたか」記録
・ばろんはどんどん甘えてくるけれども、みゃん・ジジがまだばろんを受け入れていないので、積極的に可愛がりすぎるのは控えること
・積極的にジジやみゃんに声をかけたり撫でたりして、「分かりやすく愛情を伝えること」
以上の3点を言い含めて彼にまかせました。
3匹と1人になってしまった旦那は、最初かなり戸惑ったようですが、かなり頑張ってくれた様子。
日曜の夜帰宅すると、
「3匹とも餌は少ないけれども食べた」「水も飲んだ」とのこと。
ジジのトイレがまだだというので、引き続き観察しようとすると、私の顔をみて安心したのか
「も、もう我慢できまてん!!」
と言う感じで、一気に「大量のオシッコとウンチ」。
第一段階クリアで2日目は終了。
旦那が「ばろん」の一挙手一投足に反応しすぎ(というよりオロオロしすぎ(笑))なので、
「ネコが暮らしやすい環境にしているのだから、心配しなくて大丈夫」
と言い含めて、「初めてのコネコ、ダンナ編」体験2日目も終了。
3日目、ばろんは自由自在に部屋を飛び回るようになりました。
とにかく人間が大好き!大好きすぎてもうどうしよう!!な感じなのには驚きました。
膝の上、お腹の上に上るのはデフォルトで、人間の顔に自分の顔を摺り寄せ、ペロペロ舐めまくるんです。
「犬なのか?ひょっとして、君はネコの姿をした犬なのか?!」
そんな感じです。
みゃん・ジジもまだ遠いながらも、床まで降りてきて「威嚇」するようになりました。
高齢により肝機能が落ちてきて、衰えが目立つジジの方が先に距離を縮めはじめました。
ばろんに近づき、威嚇して逃げるという「謎のヒットアンドアウェイ」がエンドレスで続きました。
ばろんは3日目から「自分の巣(寝場所)」を決めたようです。
苦労して作ったジャングルジムの2Fが彼の寝床になりました。
4日目。餌を完食するのはみゃんのみ。ばろんは「決まった時間にエサを食べる」習慣がまだ身についていないので、食べる量が不安定です。慣れるまでは他の時間にも食べさせてみることにしています。
ジジは相変わらず半分程度しか食べません。元々食が細い方なので、もうしばらく様子を見ることにしました。
このころから、みゃんもジジも少しずつ「ばろん」を受け入れ始めました。
「ばろん」が近づきすぎるとまだ「威嚇」しますが、かなり距離が縮まりました。
旦那はとにかく「未知の物体Xであるコネコの生体」が珍しくてたまらなく、可愛くてしょうがない様子。
みゃん・ジジが居間にいるとき、和室にばろんが来るとコッソリ遊んであげています。
ばろんは「マウス」に興味津々。PCのキーボードの音を聞くと飛んでいきます。
作業はさっぱりできませんが、「そんなのどうでもいい!そんなのどうでもいい!」感じ(笑)。
この日の夕飯から、とうとうジジが餌を完食できるようになりました。
「ばろん」と一緒に水を飲む「ジジ」の図。
私は、年末出版予定の本の「初校チェック」をしなければならず、腰の調子が悪いので、床に原稿を置いて赤ペン2本を使っていたのですが、恒例「ネコあるある」の「仕事のジャマ!」。
「赤ペンにじゃれついて困る」のと、「もう1本の赤ペンで遊び始めてそれごとどこかにいってしまう」のと、「原稿の上でくつろぐ」の3コンボ。
たのむよー。締め切り明日なんだよー!!
みゃん・ジジともに、「ばろん」の存在を受け入れてくれたようです。
まだ毛づくろいしてあげるほど仲良しではありませんが、普通にすれ違えるようになれたし、「ばろん」が旦那や私に甘えまくっていても、ジジは「知らん顔」でみゃんは「ジトー」と見てはいるものの、「ナニシテヤガル!」的な視線は向けなくなりました。
「ばろん」との住み分けも出来てきたようで、「ばろん」が寝た後に、それぞれが今まで通り甘えに来るようになりました。
2匹が、「ばろん」が来る前の日常にほぼ戻ったのを確認できたので、予定していた「トライアル2週間」の予定を繰り上げて、5日目で保護主さんに「今日を持って、正式にウチの子として育てていくことにします。大切に育てます」と連絡を入れました。
「グナちゃん」を引き取れなかったのが少し心残りですが、みゃんとジジの様子を見る限り、今やはり新入りは1匹が限界でしょう。
みゃんは、新しく作ったダンボールジャングルジムの1Fを別宅に設定したようで、最近よくそこで寝ています。
1Fにはみゃん、2Fではばろんが寝ているなんて姿もよくみるようになりました。
ちなみにジジとばろんの関係はこんな感じ。
ジジの体重は5.5kg、ばろんは2kgちょっとなんですが、どうしてこうなっちゃうんでしょうね(笑)
ばろんはもう「元気はつらつオロナミンC!」。我が家で一番高い所にあるみゃんご指定の最終緊急避難場所(通称・巣)、キャットタワーのテッペンで、高さ的にはほぼ天井まで登ってはみたものの、降りられなくなって困り果て、旦那に救出されました。
まだまだ体が小さいので、こんなに狭いところにも潜めます。
我が家の家族が正式に増え、2人と3匹になりました。
私が、「もうみゃんとジジの視線を気にしないで川がっても大丈夫だよ」と言ったら、もうメロメロのデレデレ。
「あなた、いっそ名前を『ムツゴロウ』に改名したら?」
っていうくらいの溺愛っぷりです(笑)。
勿論、今まで通りみゃんとジジを可愛がることも忘れてはいません。
ばろんをお腹の上に乗せ、右手でみゃんを撫で、左手でジジを撫で、幸せの絶頂な1人と3匹。
穏やかで幸せな、新しい毎日が始まりました。
保護主さん、ご協力いただき感謝致します。ありがとうございました!