急遽、お客さまが見えることになりました。

 ボストン一の病院のドクター。

 夫の知人を介して知り合った方で、初めてお目にかかります。

 

 アメリカってラフな文化だけど、上座下座ってどうなの?!

 海外を良く知る東京の友人たちにチャットで相談。

 早速、親身にアドバイスをくれます。

 

 ホストが上座で、その右隣にゲスト。

 ホステスはホストの向かいで、キッチンに近い下座。

 部屋の構造が日本と違うので、「上座」の判断が難しい…。

 でも、「キッチンに近い下座」と合わせて考えると、目星が付きましたおねがい

 

 いらっしゃった方は、知的で柔和な紳士。

 ご挨拶をしてテーブルにお招きすると、自然と、座っていただきたいお席の側に進まれます。座敷で、お客さまが床の間側に自然に座るのと同じような感じ。

 それぞれの文化ごとに、動線ってあるんですねウインク

 

 病院事情を伺うと、ICUは溢れていっぱい。

 911で救急車を呼ぶとコミュニティー病院に行くことになり、病院は選べないそう。もちろんコミュニティー病院も良いけれど、ベストというわけでもないとか。

 …そうなると、「おかしい」と感じたら、余力がある間に保険会社に相談して、より良い病院を目指すのが、現実的かな。

 

 この他、印象的なお話が。

 大病院の教授ポストは狭き門。

 その人選は、「Where you are from」ではなく「Where you are」が重視されるそう。

 出自や学閥ではなく、その人が至っている境地が評価される。

 このマインドこそが、アメリカの真髄。

 

 今の境地を支えるため、限りない努力を積んだ方の実感だと思いました。