神は苦しまない。
「苦しまない神なんて、なんかイヤな感じ。共感できないね」と批判される。
「痛みの無い人生なんて人生ではない。苦しみ痛みも、人生の妙薬よ。
それが分からない神なんて仰ぐに値しないわ」と。
その場合、苦しみをプラスに受け取っており、ならば神はいくらでも苦しむ。
「神に欠けるところは無い」ので、「マイナスをマイナスのまま受け取ってよ」と言われると微妙だが、
マイナスって言うのも、ある特定の生物の、ある特定の個体の、ある特定の観点からの評価かもしれず、
「そもそもマイナスって何ですか?」と返しておきたい。
Aを絶対的なマイナスと看做すことも可能だが、
全知全能である神は「同じA」をプラスに見る・する能力も有しており、
一概に「絶対的マイナス」を設定することは難しい。